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「晴耕雨読」の理想郷はあるのか、都道府県や国を調べてみた

8/2(水) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

● 釣りが盛んな西日本 登山・ハイキングは東日本

 総務省統計局が5年ごとに行っている「社会生活基本調査」では、国民の「生活時間」と「生活行動」を大規模なサンプルで調べており、男女・年齢別などの結果に加えて、都道府県別の結果も得られる貴重な統計となっている。

 そうした調査の中で先月、「生活行動」の集計結果が先行して公表された。夏休みに入ったこともあるので、これを使って、各地域でどんなレジャーや趣味が盛んかについて、いくつかの例を紹介しよう。

 生活行動については、スポーツや趣味などの各種余暇活動を過去一年間に行ったか、またその頻度についても調べており、今回から頻度区分別の値から平均行動日数が集計されるようになった。行ったかどうか(行動者率)と、この平均行動日数から、行っていない者を含めた年間平均日数が比較的容易に計算できる。

 図1には、代表的な二つの野外レクリエーション活動、すなわち、「登山・ハイキング」と「釣り」について、都道府県別の年間平均日数を散布図として表した。

 分布状況には、やや右下がりの傾向が認められる。つまり、「釣り」が盛んな地域と「登山・ハイキング」が盛んな地域とは、両立しにくいという傾向が示されている。

 どうやら、西日本と東日本でどちらが盛んか、異なるようである。そこで、西日本はオレンジ、東日本はブルーで色分けして見た。すると、やはり西日本では釣りが盛んである反面、登山・ハイキングはあまり盛んでないこと、東日本はその逆の傾向があることが分かった。

 Y軸方向の位置で見ると、「釣り」が最も盛んなのは西日本の和歌山県であり、鳥取県、長崎県、愛媛県などがこれに次いでいる。これらの地域の特性を考えると、西日本で「釣り」が盛んなのはやはり海岸線が長く、海との親しみが東日本より大きいためと考えられる。

 西日本の中でやや例外的なのは、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、福岡県といった大都市部である。こうした地域では、「釣り」が余り盛んでなく、福岡県を除くとむしろ「登山・ハイキング」が盛んという特色を持っている。

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