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ランドローバーの新型SUVは“2匹目のドジョウ”を狙う

8/2(水) 12:00配信

日経トレンディネット

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは先ごろ、新型SUV「レンジローバー・ヴェラール」を日本で初公開し、受注を開始した。税込み価格は699万~1526万円。

【関連画像】ルーフラインはクーペのように大きく傾斜し、LEDヘッドライトはフルにメイクした女性の目元を感じさせる

 ヴェラールは3月2日に英ロンドンで世界初公開されたばかりのSUVで、ジャガー・レンジローバー社を経営難から救った「レンジローバー・イヴォーク」の高級版とも言えるクルマ。レンジローバーブランドには現在、最上級モデルの「レンジローバー」、スポーティーさを強調した「レンジローバー・スポーツ」、エントリーモデルでデザイン性がウリのイヴォークというサイズとキャラクターの異なる3モデルがあるが、ヴェラールはイヴォークとレンジローバー・スポーツの間を埋める存在という。

 最大の特徴はルーフを押さえ気味にしたデザインで、ジャガー・ランドローバー社を経営危機から救うことに貢献したイヴォークと似た方向性を持つ。SUVというと力強さを前面に出すモデルが多いが、ヴェラールは色気や美しさを感じさせるデザインをまとう。ルーフラインはクーペのように大きく傾斜し、LEDヘッドライトはフルにメイクした女性の目元を感じさせる。またボディーサイドを美しく見せるために、ドアハンドルは電動格納式になった。ルーフが浮いたように見えるフローティングルーフや途切れないベルトライン、フェンダー上部までカバーするクラムシェルボンネットなど同社ならではのデザインアイコンにより、英国生まれの伝統的な高級SUVであることをアピールしている。

 ボディータイプは5ドアのみで、ボディーサイズは、全長4803×全幅2032×全高1665mm、ホイールベースは2874mmとなる。サイズとしてはレンジローバー・スポーツをややコンパクトにした程度。メルセデス・ベンツ「GLE」やBMW「X5」といったミディアムクラスのSUVと同等サイズだ。

プラットフォームはジャガーのSUV「Fペース」と同じ

 インテリアはかなり先進的。特にインフォテインメント・システム用モニターの場所がユニークで、一つは従来通りの分かりやすい位置に設置されているが、そのすぐ下にも同サイズのモニターがある。こちらはセンターコンソールに一体化されていて、エンジンスイッチをオンにして初めてモニターだと分かる。新しさを感じさせつつ、レンジローバーらしい気品と安らぎを感じさせるシンプルなインテリアを実現するための工夫だ。

 またインパネやシートには高品質なレザーだけでなく、デンマークのテキスタイルメーカー「Kvadrat」社とのコラボレーションによる生地などをオプションで用意。これにより新たなプレミアムスタイルも提案している。

 ボディーサイズが大きいので、キャビンは広々としていて大人5人が快適に過ごせるだけでなく、ラゲッジスペースは673L~最大1731Lまで拡大可能で実用性も高い。

 プラットフォームはジャガーのSUV「Fペース」と同じで、車体全体の80%以上にアルミニウムを使用する軽量モノコック構造を採用している。

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