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ボルトが陸上界に潜むドーピング問題に警鐘 「やめなければこのスポーツは滅びる」

8/3(木) 9:17配信

THE ANSWER

世界陸上がラストラン…「心配はしていないよ。もし負けたら? 心配しないで」

 4日にロンドンで開幕する陸上の世界選手権で、主役候補に挙げられるのはやはりウサイン・ボルト(ジャマイカ)だ。100メートルの世界記録「9.58秒」を打ち立てるなど、短距離界に旋風を巻き起こした男は、ラストランを前に近年のドーピング問題について言及。「彼らが使用をやめなければ、このスポーツは滅びてしまう」と警鐘を鳴らしたという。英紙「ザ・サン」が報じている。

【写真】ボルトがインスタグラムで公開したトレーニング後の「肉体美」

 歴代最多となる五輪で通算8個、世界陸上で通算11個の金メダルを獲得し、100メートル走、200メートル走の世界記録を保持する男も30歳となった。それでも、ボルトの記者会見の模様は英紙「ザ・サン」「タイムズ」など各紙が報じ、そのスター性はいまだ健在だ。

 今季は7月のダイヤモンドリーグ第11戦モナコ大会で、100メートルで今季自身初の9秒台(9秒95)で優勝したが、記録が伸びていないこともあってか、表彰台の頂点に立つのは難しいのではないかと見る向きも少なくない。しかし、「ザ・サン」では相変わらずの“ボルト節”を伝えている。

「(100メートル決勝の)日曜日後の見出しに『無敵。ウサイン・ボルトは無敵のまま引退』との文字が並んでほしいね。2週間前のモナコでのレースでは9秒95で走っているので、心配はしていないよ。もし負けたら? 心配しないで」

事態の改善を願うからこその見解「状況がより良くなっていくことが唯一の道」

 記事によれば、ボルトは近年陸上界にはびこるドーピング問題についても触れたという。

「願わくば、アスリートは今起きていることを直視して、もし彼らが(禁止薬物を)使用しているのならば、それをやめることを理解しなければならない。そうしなければ、このスポーツは滅びてしまうからだ」

 昨年のリオデジャネイロ五輪では、国家ぐるみのドーピング問題を理由にロシアの陸上競技選手全員が出場できない状況が発生した。また、ボルト自身も北京五輪の400メートルリレーで金メダルを獲得しながら、メンバーに禁止薬物の陽性反応が出て今年1月に剥奪された経緯もある。だからこそ、事態の改善を心から願っているのだろう。

「僕自身、この状況は底を打ったと思う。ロシアのスキャンダルの後、さらに悪くなっているとは思わない。状況がより良くなっていくことが、唯一の道だと思うからね」

 たゆまぬ努力によって、「世界最速」の名声を手に入れたボルト。今後を担うスプリンターにとっても、重みのある言葉になるのは間違いない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/3(木) 9:17
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