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【木村和久連載】ゴルフ場の落とし物&忘れ物には「ドラマ」がある!

8/3(木) 7:50配信

webスポルティーバ

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第116回

 ゴルフ場では、落とし物や忘れ物が多く見られます。それらにも、結構興味深いものや、面白いエピソードがあったりします。

【写真】「情熱セクシー」アン・シネ

 まずボールの忘れ物というか、ロストボールについてのお話から。

 某ゴルフ場に行ったとき、なぜか若手人気女優の武●咲ちゃんの名前が入ったボールが落ちていました。しかも、ピンクの文字で綺麗にデザインされているではないですか!?

「これは本物だぁ~! 武●咲ちゃんがここでプレーしてボールを落としていったんだ!!」って、小躍りすることしきりですよ。

 すると、背後で何やら微笑んでいるオヤジの姿が……。

「あれはね、実は俺のなのよ。自分の名前を書いても地味でつまらないから、好きな女優さんの名前を書いて、拾った人を喜ばせようと思ってさ」だと。

 紛らわしいことするなっちゅうの。でもなぜか、一瞬喜んだ自分がそこにはいたのでした……。

 気持ちを切り替えて、続いてのお話。ゴルフ場には、忘れ物を並べているショーケースがありますよね。あそこから、持ち主にしっかりと戻ることはあるのでしょうか?

 今どき、グローブの類いは消耗品ですから、頻繁に訪れないゴルフ場であれば、わざわざ取りには行かないでしょう。そういったものは、コース側としても処分しきれないもどかしさがあると思います。

 一方で、ゴルフクラブとか、腕時計や財布とか、それなりに高価なものは絶対に返すべき、というか、必ず問い合わせがあると思うのですが……。にもかかわらず、ずっとショーケースにあったりすると、なんか不思議でなりません。落とし主はお金持ちで、それらも消耗品だったりするのでしょうか。

 ゴルフクラブと言えば、以前こんなことがありました。誰かのサンドウェッジをキャディーさんが間違えて私のバッグに入れてしまい、それを知らぬまま、私は家に帰ってしまいました。もちろん、クラブ確認を怠った自分も悪いのですが……。

 とにかく、家に帰るや、バッグの中には知らないクラブが入っていたわけです。それで、まずはラウンドした仲間に連絡を取ってみると、知り合いが私のクラブを持っていました。これでまあ、ひと安心です。

 ただ、いざ交換しようという話になるや、なぜか「今度、会ったときで~」といった流れになってしまいました。要するに、クラブ1本をわざわざ送り合う風習なんて、日本にはないんですよ。

 だいたい、1本のクラブをどうやって包んで、どう送るのか? やったことがないからわからないし、運搬の途中でクラブが折れたりしたら嫌ですしね。実際のところ、保険に入っているからいいんですけど、結局いろいろな不安要素があって、相互に送り合うことをしなかったのです。

 ちなみに、ゴルフクラブの保険は微妙なシステムになっています。10万円のドライバーが運搬中に折れた場合、10万円を払っていただく――と、普通はそう思うでしょう。

 ところが現実には、「これは購入当時10万円のドライバーですが、すでに購入されて5年が経過していますね。そうなると、価値としては5万円以下ですが、それでよろしいでしょうか」と、保険会社は言ってきます。

 それに対して、こちらは「お金の問題じゃない! 保険なんだから、同じブランドの同じスペックのドライバーを持ってこい!」と反論するわけですが、保険会社がそんな気前のいいことはしません。ゴルフクラブの保険なんて、思ったより甘くないですから、そこは気をつけましょう。

 話を戻しましょう。結局、クラブが入れ違った方とはあまり親しくなかったので、延々と会う機会が訪れませんでした。そして、ようやくクラブを交換できたのは丸1年後。クラブを間違えて入れられたコンペで再会したときでした。なんとも、のんびりした話です。

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