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【サッカー】藤枝順心、5発大勝で連覇王手 FW今田紗良に宿る「がむしゃらさ」と「野性味」

8/3(木) 19:47配信

THE ANSWER

2得点で決勝進出に貢献「『ゴールは大きいんだ!』と思うことにした」

 大会2連覇へ向け、手応えのある勝利を手にした。

 全国高校総体(インターハイ)は3日、女子サッカー準決勝で藤枝順心(静岡)が星槎国際湘南(神奈川)を5-0で下し、決勝進出を決めた。序盤から積極的にプレッシャーをかけて攻め込むと、開始4分で先制。その後も攻め続け、FW今田紗良(3年)が2ゴールを挙げるなど大量5得点を奪った。

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 今田は、昨季の高校サッカーで注目された九州国際大附属のMF今田源紀(福岡大学)の妹だ。3トップの一角を任され、兄に勝るとも劣らない迫力のあるプレーを見せた。

 前半8分に味方がヘディングで落としたボールに走り込んでドリブルシュートを決めると、後半12分にも同様に味方が空中戦で競り勝ったところを見逃さず、GKとの1対1を制した。推進力のあるドリブルが最大の武器だが、この日はポゼッションを得意とする星槎国際に対するプレッシングの面でもチームに貢献した。

「江刺(亜摘=3年)と私でゴリゴリ行こうと思っていたので、しっかりとできて良かったです。私は下手くそなので、1対1とかは苦手。いつも、がむしゃらに打つシュートばかり。最初のゴールは、後ろから『できるよ』って言われたので、『ゴールは大きいんだ!』と思うことにして、落ち着いて打つことができました」

「優勝して恩返ししたい」…周囲への感謝を胸に、ポジティブに駆け抜ける

 今田は笑顔でゴールを振り返る。

 分析や指示は仲間に任せると言い切ってしまうほど、野性味のあふれる選手だ。がむしゃらに戦う部分では、気後れするところがない。中学までは女子チームではなく、大好きな兄と同じチームに所属し、男子と一緒にプレーしていた。

 喜怒哀楽を分かりやすく表現するタイプでもあり、2得点を挙げて勝った試合の後は、テンションが高い。多々良和之監督が「体が大きくて強いですけど、そんなに速いわけじゃないです。思い切りの良さは良いんですけど、そこにプラスアルファで、もっと落ち着いてゴールへパスをするようなシュートも打てるようになると良いですね」と評していたことを伝えると「だよねー」といたずらっぽく笑った。

 4日の決勝戦では、日ノ本学園(兵庫)と対戦する。

 他人の役に立ちたいから将来は自衛官や警官になりたいと話す今田は「マイナスなことを考えると落ち込んでしまうので、ポジティブに行こうと思いました。1回戦で良いプレーができなくて、すごくたくさん励ましてもらった。だから、絶対にゴールを決めて勝とうと思っていたので、みんなのおかげです。中学のときにお世話になったチームの人たちも応援してくれているので、優勝して恩返しをしたい」と意気込みを語った。

 2連覇に向かい、泥臭く、がむしゃらにゴールへ迫る。

平野貴也●文 text by Takaya Hirano

最終更新:8/3(木) 19:57
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