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「ひよっこ」木村佳乃、『美代子は心底ほれ抜いていますから』

8/3(木) 18:00配信

ザテレビジョン

失踪していた実(沢村一樹)がついに見つかるも、記憶喪失になっており大好きだった家族の顔も思い出せない…という衝撃的な展開を迎えている連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。

【写真を見る】沢村一樹と木村佳乃の手つなぎシーン。あの頃に戻れたら…(4月10日放送回より)

8月3日の放送では、みね子(有村架純)の母・美代子が上京。実を保護し家に置いていた世津子(菅野美穂)と、対峙(たいじ)するエピソードが描かれた。

そんな美代子を演じる木村佳乃にインタビューを行い、作品への思いや役作りについて聞いた。

──美代子はどんなキャラクターだと思いますか?

いい奥さんであり、いいお母さんですよね。明るいですし、家族を第1に考える人です。

実さんがいなくなった直後は、長女のみね子に甘えてしくしく泣いてばかりいましたが、“お父ちゃんは帰ってくる”と信じて、それを待つんだと決めてからは、母親として切り替えていますよね。小さい子どもを抱えていますし、とにかく畑をうまくやって、生活をしなければいけないので。

──役作りをする上で、特に意識をしたことはありますか?

美代子の役は、実際に茨城に行って農作業の練習をしたり、(撮影のために)お借りしているお家でみんなでお昼ご飯を食べたりしているうちに、自然と出来上がっていきましたね。

雨の時はその家にだいぶ入り浸って、ゼンマイとかタケノコとか、いろんな物をごちそうになりました(笑)。私が「あんこが好きだ」って言ったら、毎回、お茶わんいっぱいのあんこを出してくださるんですよ。架純ちゃんに苦笑いされながら、平らげました!(笑)

──方言のせりふに苦労はありますか?

方言は難しいです! 私は必ず、感情が入ると東京の言葉に戻るみたいです(笑)。

──ご自身もお子さんがいらっしゃいますが、谷田部家の子どもたちはどのように映りますか?

本当にいい子たちですよね。だって、学校から帰るとすぐに「お母ちゃん、手伝うね」って言うんですよ! 普通だったら、ランドセルを放って「お菓子は?」なのにね(笑)。

古谷一行さん演じるおじいちゃん・茂さんも一緒に住んでいますから、そういう影響もあるのかな。とてもうまくいっている家族だと思います。

──では、美代子にとって、みね子はどういう存在なのでしょうか?

美代子は、みね子を頼っているんですよね。本当は嫌なんですけど、切羽詰まった状況で、仕方なく東京に行かせているんです。(上京時の設定で)18歳の子が、働いてそのお金をほとんど仕送りにしちゃうわけですから…。もっと楽しんでほしいですよね。だから、みね子から恋人ができたという手紙をもらって、すっごく喜ぶんです。

──そんなみね子は、東京に行って変わったと思いますか?

思います! (6月9日、10日に放送された)お正月に帰省するシーンでも、みね子はちょっと都会っぽくなっていますよね。架純さんも、高校生役の時にあえて増やしていた体重を、また元に戻されたんだそうです。だから、顔の輪郭もシャープになっています。

この先もみね子が奥茨城村に帰ってくるシーンがあるんですけど、ハグをされたり去り際の後ろ姿を見た時に、「架純ちゃんもみね子も、成長したな!」と思ったんですよね。それを黒崎(博)監督に伝えた時に、監督が「それ、僕も思いました」って。

お芝居の中に、かなり“実感”があったんです。俳優をやっていてそうそう出合える瞬間ではないので、「ひよっこ」に出させていただいて良かったなと思いました。

──美代子は約2年半ぶりに実と再会しました。演じる上で特別な思いはありましたか?

美代子は階段を下りていった先で実の姿を見るんですけど、実の見掛けは変わっていないわけですから、やっぱりうれしかったと思います。無事に生きていてくれたんだと。

それと同時に、現実が押し寄せてきます。私は、実と美代子は恋愛結婚だったと思っているんです。美代子は実に、心底ほれ抜いていますから。だから、世津子さんの家で暮らす実の姿を見た時の、複雑な思いもありますよね。美代子の女性としてのプライドもあるのだと思います。

実はそのシーンは、13分くらいを長回しで撮ったんです! ですから、せりふを覚えるのが大変で!(笑)

でも、とっても覚えやすいんです。岡田(惠和)先生の脚本は心を打つせりふが多いので、覚えようと思わなくても、スッと入ってきます。台本を読んだ時に、「わぁ、このせりふどうやって言おう! せりふに負けないようにしないと」と思うんです。

──これまでで、一番印象的だったせりふを教えてください。

(4月14日に放送された)「“いばらぎ”じゃなくて“いばらき”です!」ですね。それまで本当に幸せに暮らしていた美代子が、初めてあんな思いをしたのだと思います。

(実を捜すため上京し、)たらい回しにされて、揚げ句の果てに「いばら“ぎ”」と言われて。あのシーンは、台本を読んだ時にも衝撃を受けました。読んで感じた印象のままに演じなくてはと思って、奮い立ったのを覚えています。

──大きな山場を迎えている本作ですが、今後の展開について…。

私も知らないんです!(笑) みね子は一生懸命に頑張っていますから、母親としては負担を軽くしてあげたいですよね。

──では最後に、今後の「ひよっこ」で木村さんが注目されていることを教えてください。

(みね子が付き合っていた)島谷くん(竹内涼真)とは、美代子は結局会えなかったですからね。竹内くんとは、中打ち上げで会いましたけど…。スラッとしてる、好青年でした!(笑)

私は、ヒデくん(秀俊=磯村勇斗)も気になっているんですよ。包丁さばきだったり、喋りながら野菜の皮をむく演技だったり、相当に練習していると思います。なかなかできることじゃないのに、上手ですよね。一目置いているんです!(笑)

最終更新:8/6(日) 11:45
ザテレビジョン

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