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女医が早婚逃すと生涯独身になりやすい原因

8/3(木) 6:00配信

東洋経済オンライン

 女性の社会進出が非婚化・晩婚化を招いているといわれて久しいです。女性が仕事でキャリアを築きたいと思ったときに、どうしてもハードルとなるのが、結婚や出産・育児。家事との両立で疲弊したり、産休・育休で仕事のブランクが生まれたり、育休復帰後も子どもの体調不良で休暇を取らざるをえなくなったり、はたまたキャリアアップを望んでもマミートラックに陥ったり――。仕事に邁進しているタイミングでの結婚に逡巡するのも無理はありません。

【グラフ】女医が結婚した年齢は何歳~何歳がピーク?

そんなキャリアウーマンの最高峰ともいえる「女医」。ステータスを勝ち取った彼女たちはキャリアを積み上げながら、結婚とどう向き合っているのでしょうか。女医のためのウェブマガジン「joy.net」では、読者からのアンケートを基に「女医白書」を作成。その結果を見ながら女医座談会を開催しました。そこから見えてきた女医の結婚観とは? 

■研修中にゴールインしないと“詰む”との呪縛も…

 まず「女医白書」で尋ねたのは彼女たちの結婚した年齢について。回答者のうちの34.9%が25~29歳の間に結婚しており、これは日本人女性の初婚平均年齢である29.4歳とほとんど変わりありません(出典:2015年「人口動態統計」厚生労働省)。

 一般女性と比べても違いは見られない結果でしたが、特筆すべきは「初期研修中」に20.2%もの女医が結婚をしていること。これは女医の世界でまことしやかにささやかれている「初期研修中に結婚しておかなければ後がない」説の影響が大きいと思われます。初期研修とは、医師免許取得後に2年間、さまざまな科目をローテートして基本的な診療スキルを身に付けるもの。年齢的には24歳から26歳に当たる時期です。

■忙しさに恋愛・婚活どころではなくなる傾向も

 「結婚するには、少々早いのでは?」との印象もありますが、初期研修修了後には専門科目を選択し「専門医」を目指す後期研修に突入。最短でも5年はかかるといわれる専門医取得を目指し、症例を積み、論文を書き、専門医試験対策に邁進することが求められるため、恋愛・婚活どころではなくなるとか。

 さらには、後期研修で大学医局に属してしまうと、「結婚式で教授をはじめとする医局の面々のどこまで招待する?」という大問題も発生。リアル「白い巨塔」に頭を悩ませるくらいなら、早いうちに結婚しなきゃ! と女医たちをせき立てるのかもしれません。

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