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大嘘つき大臣「山本地方創生相」 “京都もあり得る”は“加計ありき”の圧力

8/3(木) 8:01配信

デイリー新潮

“日報問題”をめぐる嘘がばれ、辞任に追い込まれた稲田朋美前防衛相(58)。そして山本幸三地方創生相(68)もまた、大嘘つき大臣である。

 閉会中審査の直前である7月19日、日本獣医師連盟は会員向けに文書を配布した。そこには、昨年11月17日に、山本地方創生相が藏内勇夫顧問、北村直人委員長らと会談したときの内容が記されていた。加計学園の獣医学部新設が正式決定する約2カ月も前に、山本地方創生相は、〈獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった。(略)今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった〉〈四国は感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった〉などと発言したという。

 政治部デスクによれば、

「山本大臣は、日本獣医師連盟の内部文書をもとにした報道に対し、加計学園の名前は出していないし、四国だけでなく京都もあり得るという話もしたから、“加計ありき”ではなかったと反論しました。閉会中審査では、スケジュール調整がつかず、北村委員長は参考人招致を欠席。そのため、民進党の今井雅人代議士が双方の言い分の食い違いについて触れましたが、山本大臣がこれまでの主張を繰り返すだけで終わってしまったのです」

 結局、真相は藪の中。

四国の1校だけに

 ならば、ここはやはり、北村委員長に話を聞かねばなるまい。

「実は、我々との会談において、山本大臣はその主張通り、加計という固有名詞は出していませんでした。本当は〈残りは自己負担〉との発言だったのですが、文書では会員がわかりやすいように〈加計学園の負担〉に私が書き変えました。しかし、山本大臣は今治市や愛媛県の財政負担の話もされ、四国という言葉も出した。加計というキーワードはあえて避けたのかもしれませんが、〈新設することになった〉のは、加計以外には考えられませんでした」

 日本獣医師連盟は、獣医師は供給過多の状態にあるとしており、その場でも、従来の方針に従い、山本地方創生相には新設反対の意見を伝えたという。

「すると、山本大臣は“放っておくと、京都なども続いてくる”とおっしゃいました。我々に対するプレッシャーだと感じた。反対を続けるようなら、加計だけでなく、次々に獣医学部を新設していくぞということかと。我々としては最終的に、新設を認めるなら四国の1校だけにして欲しいと譲歩せざるを得なかったのです」(同)

 確かに、山本地方創生相は京都を持ち出してはいたが、それは“加計ありき”を否定するためでなく、むしろ、“加計ありき”を推し進めるための圧力に使われたという。

 安倍総理は、“丁寧な説明”を標榜していたのに、結局、閉会中審査は、“記憶がない、記録がない”の連発に終わった。大嘘大臣コンビの疑惑をうやむやにしたまま、閣外に放り出せば、安倍総理に向けられた不信感はより一層募ることになるのだ。

「週刊新潮」2017年8月3日号 掲載

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最終更新:8/3(木) 8:01
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