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高橋一生「とにかく笑顔でいよう」 30歳の転機とは?〈週刊朝日〉

8/8(火) 16:00配信

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 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、井伊家筆頭家老・小野政次を演じている高橋一生さん。8月、政次が最後の出演を迎えるにあたり、作品への思い、役者としての在り方などについて語ってくれた。

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*  *  *
──クランクアップ(撮影完了)を迎えたとのことで、お疲れさまでした。

 いえいえ、ぜんぜん疲れてないです(笑)。

──長丁場を終えて、いかがですか?

 大河ドラマは以前にも出演したことがあるのですが、今回は約10カ月の撮影でしたから、これまでとは全く違った感慨深さがあって、離れがたかったです。クランクアップした日の夜、お風呂に入りながら「終わったんだよな……」と思った瞬間、寂しさがこみあげてきました。この現場で、「今が自分の役者人生で最高だ」と思う瞬間が、何度もあったんです。「もう死んでもいい」って思えるくらいの。

──具体的には、どんな場面で?

 次郎法師(後の井伊直虎。柴咲コウ)と直親(なおちか=三浦春馬)と3人で井戸端にいるシーン。幼少期の関係性、すれ違いというものを経て3人が集まっている。その描写が、脚本に本当に美しく描かれていたんです。「この世界観を邪魔してはいけない、できるだけフラットにやらなくては」と思っていたんですが、実際にお芝居に入ると、そんな余計なことを考えることもなく、政次として幸福な時間を過ごせました。

──政次は井伊や直虎のことを考えているのに、「裏切り者」「信用ならない」と思われてしまう不憫(ふびん)な役どころです。そんな政次について、どう思いましたか?

 雄弁であることよりも沈黙を選ぶから、一番近しい人でさえも彼が何を考えているのかわからないときがある。そういう男って、僕は好きです。美しいと思います。ただ、僕は今、思考が政次のままなので。次にものすごくしゃべる男の役をやったら、「やっぱり男は雄弁でないと」とか言うかもしれませんが(笑)。

──演じていて、苦しくなることは?

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最終更新:8/8(火) 18:35
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