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突然の次期総理候補・岸田文雄氏はジム通いが趣味の“地味男”

8/4(金) 7:00配信

文春オンライン

 自民党政調会長に就任した岸田文雄氏(60)。名門・宏池会の領袖が、安倍晋三首相の支持率急落で、突如、次期総理候補として脚光を浴びることになった。

 岸田氏は祖父と父も代議士という三世議員。永田町小学校から麹町中学、開成高校というエリートコースを歩んだが、東大合格はならず、一浪した末、早大法学部に進んだ。

 1993年、自民党が野党に転落した衆院選で広島1区から初当選。同期当選したのが安倍氏だった。

「選挙では、東京育ちということで、苦労したそうです。そのため、自分の3人の息子は地元で育てたとか」(自民党関係者)

 政界屈指の酒豪として知られ、党青年局時代に台湾を訪問した際、酒が苦手な安倍氏に代わって台湾要人の乾杯に応じ続けたエピソードは有名だ。宏池会らしくハト派の岸田氏だが、同期の安倍氏からの信頼は厚い“隠れお友達”。第1次政権で、内閣府特命担当大臣として初入閣を果たす。

「とにかく慎重なタイプで、与えられた仕事に集中する。失言は少なく、国会答弁の安定度は閣内随一でしょう」(同前)

 第2次政権発足と同時に外相に就くと、安倍首相に言われるがまま閣内にとどまり続けてきた。

「側近や周囲は何度も『早く閣外に出て総裁選の準備をすべきだ』と進言してきましたが、聞き入れませんでした」(宏池会若手)

 課題は、発信力だ。

「話のつまらなさには定評があり、取材した記者の誰もが音を上げる。派閥パーティーの打ち上げの際、女性秘書たちが『岸田さんと同じテーブルになると会話が続かない』とこぼしていたこともありました」(同前)

 一方で、真っ白な歯の手入れを欠かさず、ジムに通って体形維持に努め、カラオケでは「銀座の恋の物語」をそつなくデュエットする一面も。

「内閣改造を機に、安倍政権と距離を置き、無役となる選択肢もあった。しかし、総理との会食で『政権を支える』と伝えました。安倍首相からの禅譲で次を狙う戦略でしょう」(前出・自民党関係者)

 ただ、周囲が危惧するのが宏池会伝統のケンカの弱さ。

「自民党の歴史をひも解けば、禅譲で総理になった例はない」(同前)

“地味男”岸田氏も真価が問われる時期を迎えている。

「週刊文春」編集部

最終更新:8/4(金) 13:39
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