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高級メンズウェア市場が活況、ソーシャルの普及が後押し

8/4(金) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

高級メンズウェアは歴史的にレディースウェアの引き立て役だったが、昨今、この業界は大きな成長を見せており、男性の着こなしやスタイルを試す方法に文化的転換が生まれている。

小売業を分析している企業、エディティド(Edited)のデータによると、メンズウェア市場は今後3年はレディースウェア市場よりも速く成長し、純利益はそれぞれ2.3%と2.2%の上昇となる見通しだ。さらに、メンズウェア市場は2020年までに330億ドル(約3兆3000億円)規模になると予測され、2015年から14%の増加となる見込みだという。

ソーシャルメディアの役割

ハバスメディアグループ(Havas Media Group)の一部門、ラックスハブ(LuxHub)のグローバルマネージングディレクター、タミー・スムルダー氏は、市場の拡大は、メンズスタイルについての認知度構築におけるソーシャルメディアの役割によるところが大きいと述べた。ソーシャルフィード上に出現するメンズファッションのインフルエンサーの数が増えるにつれ、ファッションに対する男性消費者の関心が高まってきたのだ。同時に、これまでは女性服だけを手掛けていたデザイナーたちが、メンズコレクションに挑戦しはじめている。そのうちのひとり、ステラ・マッカートニー氏は自身初のメンズスタイルを2016年11月に公開した。

「デジタルメディアと、スタイリッシュでアイコニックな男性たち(成功した起業家から面白いユーチューバーまで)のイメージが絶え間なく流れていることが、男性ファッションの社会化を後押ししている。ソーシャルメディアと『いつもつながっている』状態が、日常的に男性たちに自身の見た目へもっと目を向けさせているのだ」と、スムルダー氏は語る

インフルエンサーネットワーク、コレクティブリー(Collectively)の共同設立者であるアレクサ・トナー氏は、男性ファッション誌が長いあいだスタイルの権威として評価されてきたが、ソーシャルプラットフォームは男性買い物客が新しい革新的な方法でラグジュアリーな服を発見することを可能にしていると述べた。インスタグラムのようなアプリは、有名ファッション誌から得られる情報より、もっと多様な視点を紹介していると彼女は語る。

「GQやエスクァイア(Esquire)といった雑誌を決して買うことのない男性たちは、インスタグラムのスタイルインフルエンサーのまねをすることの方が、はるかに気が楽なのだ」と、トナー氏は述べる。「ファッション誌は、男性スタイルについて非常に柔軟性のない見方を提示しているが、ソーシャルメディア上の情報は多様性に富んでいる。ラグジュアリーなサイトでは、オーダーメードで洋服を仕立てたり、ビンテージウォッチが入手できるし、さらには限定版のストリートウェアだって手に入る」。

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