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子ども中心のまちづくりで人口増と税収増―泉房穂 明石市長に聞く(前編)

8/4(金) 11:50配信

政治山

 一部の都市を除いて、少子高齢化と人口減少は全国共通の課題と言えます。そんな中、子どもをまちづくりの中心に据えて、中核市へとスケールアップし、さらなる成長と発展を目指す自治体があります。兵庫県明石市では、どのような理念のもとでまちづくりが行われているのでしょうか。

 養子縁組や里親制度の改善、子どもの貧困対策などに取り組む、日本財団福祉特別チームのチームリーダー 高橋恵里子氏による、泉房穂 明石市長へのインタビューの様子を全3回にわたってご紹介します。

――今日はよろしくお願い致します。最初に明石市では、子どもについてどのように考えてまちづくりに取り組んでいるのか、お話しいただければと思います。

 はい。明石市は、こどもを核としたまちづくりと子どもを含めたセーフティーネット、この二つを軸にまちづくりをしています。その結果、明石市は関西で唯一人口がV字回復しています。私が市長となってから人口の減少が下げ止まって、4年続けて人口増。さらに今年に入っては、当市だけが唯一兵庫県で人口増、半年で千人以上人口が増えてますし、引っ越してきているのは30前後と5歳までの子どもばかり。子育て層が近隣の神戸市や姫路市などから、明石市にどんどん転入してきている状況です。

 加えて、赤ちゃんの数も3年前から減少が止まり、増え始めています。その結果何が起こったかというと、人口とともに納税者が増え、個人市民税

が5年前に比べて5億円増収。加えて人気が高まって地価が上がり、固定資産税などで12億円の増収。そして人口がいよいよ30万人を超えてきますので、事業所税で3億円ぐらいプラスになります。全部で20億円ぐらいは税収増になっています。

関西で唯一人口がV字回復している明石市

 明石駅前の一等地の再開発ビルに、子どもの遊び場を作りました。その結果、来る人も4割増えています。一部には、そんなに子どもにたくさんバラまいたら、財政が破たんするという誤解がありますが間違いです。子どもにお金を使うと、人が集まり財政は好転します。子どもにお金を使うことが、財政面からいってもプラスなんですね。

 簡単に言うと、明石を訪れる人も住む人も生まれてくる赤ちゃんも、そしてまたお金も4つともV字回復ということになっております。こうしたことを明石市としては、社会実験のようなイメージとして、成功事例を作れればいいなと思っていたのですが、実際には思っていた以上のスピードで、人が集まり住み始め、財政も好転してきているという状況です。

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最終更新:8/4(金) 12:47
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