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博報堂がアイデアを生み出すために定めている6つのルール

8/4(金) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

『博報堂のすごい打ち合わせ』(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局、SBクリエイティブ)の「はじめに」には、次のようなフレーズが登場します。

【画像】博報堂がアイデアを生み出すために定めている6つのルール

博報堂の打ち合わせは、50%が雑談でできている。(「はじめに」より)

これは2009年、東京大学大学院・教育学研究科の岡田猛教授の研究グループが、「博報堂のアイデアを生成する力の研究」をテーマに分析を行った結果、導き出されたもの。しかし仕事をさぼっているということではなく、打ち合わせの半分を占める雑談には目的があるということなのだそうです。

博報堂の打ち合わせ中の会話には、じつは「しくみ」があるのです。雑談は、そのしくみの中から生まれています。それを知らない第三者の視点から見ると、雑談ばかりが飛び交っている博報堂の打ち合わせは、かなり“特殊”に映るかもしれません。(「はじめに」より)

そんな博報堂では、「博報堂の打ち合わせ術」をより発展させて活用できるように、社内でプロジェクトチームを立ち上げ、社員が共有する打ち合わせ術の暗黙知(経験や勘に基づく知識)を体系化したのだといいます。つまり、その内容を反映させたのが本書だということ。そのなかから、第3章「博報堂の『話し方』『聞き方』6つのルール」を見てみることにしましょう。博報堂の打ち合わせを語るにあたっては、「話し方」「聞き方」のルールが欠かせないというのです。

ルール1. アイデアは紙に書きながら話す

博報堂の本社には200室以上のミーティングルームがあり、その多くにはA4のコピー用紙とサインペンが置かれているそうです。いうまでもなく、打ち合わせ中に出てきたアイデアや意見を紙に書き出すため。アイデアを白紙に書き出すことで、次のような効果があるのだといいます。

・ 手書きにすると、未完成感、アイデア段階という印象が出るので、相手も意見が言いやすい

・ ふせん紙よりもスペースを大きく使えるので、図や絵を入れやすい。図や絵を使って表現すると、イメージを相手と共有しやすくなる

・ 大きな紙に大きな文字で書くと、発想も大きく広がりやすい

(76ページより)

また、事前にアイデアを用意する場合には、出揃ったアイデアをグルーピングしやすくなるという理由から、「コピー用紙1枚につき、1アイデア」で持ち寄る社員が多いのも特徴。

なお博報堂の本社にある会議室の壁は、ほぼすべてホワイトボードになっているそうです。打ち合わせ中に出た意見を直接紙に書き出したり、紙に書いたアイデアを張り出したりするため。そうすることにより、アイデアを参加者全員で共有しやすくなるわけです。加えて壁にあるアイデアは、参加メンバーのなかで無意識のうちに「個人のもの」から「みんなのもの」という位置づけに変わりやすくなるという効果も。

一般的な打ち合わせでは、資料やノートパソコンの画面を眺めたりして、参加メンバーの目線は下になりがち。しかし意見やアイデアを壁に張り出すことで、参加メンバーの目線が壁に移り、目線が高くなりやすくなります。すると、参加メンバーの打ち合わせに臨む姿勢も前向きになるのだそうです。(76ページより)

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