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第31回矢島カップ Mt.鳥海バイシクルクラシック参加レポート

8/4(金) 8:28配信

CYCLE SPORTS.jp

TT&ヒルクライムで己の限界に挑め!

2017年7月29日(土)、30日(日)の2日間、秋田県の名峰・鳥海山の麓矢島町で開催された「Mt.鳥海バイシクルクラシック」は今年で31回目を迎える長寿イベントだ。1日目はアップダウンのある8kmの個人タイムトライアル、2日目は全長28km、獲得標高1100mのヒルクライムとして、それぞれ毛色の違った2種目を競い、総合の順位を競う他にはなかなかみられないスタイル、ゆえに充実度満足度は非常に高い。

毎年注目のチャンピオンクラスは、2日間の総合の差が約5秒と、実にハイレベルな接戦を制し神奈川県から単身参戦した高橋利尚さん(パインヒルズ)が、昨年の覇者武田祥 典さん(桜高校軽音部)の連覇を阻止し、初の優勝を飾った。

もちろんそれ以外のクラスにもそれぞれ多くの参加者が集う。

総勢1392人というエントリーのなかでも、年代ごとに別れた各クラスとして40代以上の参加者は過去最多となったとのこと。長年愛されているイベントとして、これまで何度も参加されている人とともに初参加という声もおおく、レース当日は盛り上がりを感じた。

またレース以外では、イベントの受付会場となったキャンプ場を拠点にテント泊という人も多く、会場広場では屋台やステージと相まってちょっとした野外フェス気分。

レースももちろんだが、少しのんびりして秋田の大自然や温泉を満喫するというのもオススメだ。

今回は編集部から筆者も2ステージとも参加。予想された悪天候の予報は外れ、時折真夏の日差しが両日ともに照りつける。初めて経験する個人TTは、ツールやプロのレースで見るような“発射台”からスタートするので気分が高まる。

TTコースは平坦なわけではなく、細かいアップダウンが現れるので、それをふまえたペース配分が必要だ。

2日目の鳥海山ヒルクライムは、雲も抜けて前日に見ることができなかった残雪が点々とする山頂も時折姿を見せる、絶好のヒルクライム日和。

28kmの距離を走り、国内屈指の獲得標高1100m。鳥海山五合目駐車場がゴールとなる。

とにかく長いコースながら中盤にはアップダウンのある区間も現れる。上位を狙う人は集団で走ってタイムを稼いだ後に最後にスプリントでつめるのか、独走態勢を取るのかの判断が迫られる。

秋田の涼しい空気のなかでも、標高を重ねるうちに体は次第にヒートアップしていく。

しかし選手達が最後まで出し切った後のゴール地点では、地元で収穫されたばかりのスイカが待っているので、ほおばりながらおいしくクールダウンだ。

想像よりもずっと厳しい2日間を闘い終えた帰路は、きっと誰しも充実した気分に包まれていたことだろう。

開催日/2017年7月29日、30日
開催場所/秋田県由利本荘市矢島町
主催/矢島カップMt.鳥海バイシクルクラシック実行委員会、秋田県自転車競技連盟

江里口恭平

最終更新:8/4(金) 8:28
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