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【世界陸上】「サニブラウンが準決勝で9秒台を出す」― 専門家が予測する「Xデー」の理由

8/4(金) 14:21配信

THE ANSWER

18歳に“世界向き”の特性? 秋本真吾氏が夢の大台を予測「今回が“その時”じゃないか」

 陸上の世界選手権(ロンドン)が4日(日本時間5日)に開幕する。日本勢にとって今大会注目の一つが、男子100メートルで悲願の9秒台達成なるか、だ。近年の高速化で「時間の問題」と言われながら、依然、夢の大台到達はならず。サニブラウン・ハキーム(東京陸協)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、多田修平(関学大)の3選手が出場する大舞台。専門家は今大会で、ある選手によって「出る」と予測する。

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「私はサニブラウン選手が世界選手権の準決勝で9秒台を出すと思っています」

 驚きの分析を行ったのは、陸上元短距離の秋本真吾氏だ。ランニング指導のプロ組織「0.01」でJリーガー、プロ野球選手ら多くのトップアスリートを指導する200メートル障害日本最高記録保持者は、かねてから「日本人で一番早く9秒台を出すのはサニブラウン選手だと思う」と話してきた。

 なぜ、今大会に「Xデー」があるとみるのか。

 前提として、6月の日本選手権で見せた走りに根拠がある。ケンブリッジ、多田に加え、桐生祥秀、山縣亮太ら10秒0台の記録を持つ強敵を倒し、史上空前のハイレベルな一戦を自己ベストの10秒05で優勝。雨という悪条件の下、「予想以上でした」という圧勝で驚いたのは、急成長ぶりだ。

「200メートルは勝つんじゃないかと思っていました。100メートルはいずれ9秒台は絶対行くと思っていたけど、あんなに早く結果が出るとは思わなかったです」

 最終的に世界記録を出すと公言している18歳がレース後に笑顔もガッツポーズもなく、優勝も“通過点”としたような姿に衝撃を受け、「トップ選手の振る舞い、発言などが18歳でできている。その可能性、期待も込めて一番最初に出すだろうと改めて思いました」という。

 そして、サニブラウンには“世界向き”の、ある特性を持っているという。

「爆発力」を持ったサニブラウンが合致する「一流の強さの条件」とは?

「サニブラウン君の走りを見て感じるのは『速い選手に引っ張られる』こと。強敵に肩を並べても、力まない感じ。選手によっては、速いペースで展開すると自分の走りができなくなる人もいる。彼の場合は逆に、引っ張られる感じがあります」

 日本人選手が世界大会で成功するタイプは、一発の爆発力がある選手。桐生、ケンブリッジはトップ選手とのレースで力みやすいという指摘があるが、サニブラウンはまさに「爆発力」に分類される。

 加えて、秋本氏は「一流選手の強さの条件」として自己ベストが海外レースにあると持論を語る。

「400メートル障害で01年エドモントン大会で銅メダルを獲った為末大選手は、当時の決勝が自己ベスト。それは本当に強い選手だからできること。海外の、それも決勝がベストという選手は今の陸上界にどれだけいるか。それが、本当の強さ。サニブラウン選手の場合、100メートル、200メートルは日本選手権で更新する前まで海外の10秒17がベスト。200メートルは15年の世界ジュニアでウサイン・ボルトの記録を超えた時のチリ。どういう選手と走ってもベストが出せるのは凄いです」

 サニブラウンの実力ならば順当に予選はパスし、準決勝に進出するだろう。そこで決勝の8枚の切符をかけ、世界のトップ選手が全力を出してくるセミファイナルが「引っ張られる」サニブラウンにとって、大きなチャンスが生まれることになる。

 さらに、9秒台の可能性を高めるのは、あの選手の存在だという。

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最終更新:8/4(金) 16:36
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