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【サッカー】“指定席”に返り咲き 夏の女王、日ノ本学園を「死ぬ気」に変えた1年前の屈辱

8/4(金) 20:58配信

THE ANSWER

藤枝順心に雪辱…試合後、牛島主将が明かした闘志「死ぬ気で戦おうと思っていた」

 全国高校総体(インターハイ)は4日、女子サッカー決勝で日ノ本学園(兵庫)が藤枝順心(静岡)を1-0で破り、2年ぶり5度目の優勝を果たした。昨年の準決勝で敗れ、第1回から続く5連覇を阻まれた宿敵に雪辱。夏の女王に返り咲き、歓喜に酔いしれた。

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 この瞬間を待っていた。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、日ノ本学園イレブンはピッチ上で感情を爆発させ、日本一の喜びに浸った。2年ぶりにたどり着いた夏の頂上。70分間、走り抜いた全身を充実感が包んだ。

「素直にうれしいです。一発チャンスがあれば、点を取ると思っていた。みんな、最高のチームです」

 場内インタビューで、そう声を張り上げたのは、FW渋川鈴菜(2年)だ。後半18分、右サイドからのクロスに頭で合わせ、先制ゴール。この1点を最後まで守り抜き、先制ゴールはそのまま決勝ゴールに変わった。

 1年前の屈辱を、ついに晴らした。

 昨年の準決勝。藤枝順心に1-2で敗れた。それは単なる敗戦ではない。第1回から続く大会連覇が4で止まり、初めて夏の女王の座を明け渡すことを意味していた。

敗戦から生まれ変わったイレブン…指揮官「もっと悔しさを出しながら試合を」

 田邊友恵監督は「それまでは冷静な試合が多かった。もっと悔しさを出しながら、試合をしていこうと言ってきた」と言う。負けても、ただでは転ばない。さらに強くなるため、闘志を前面に押し出すサッカーに転換した。

 練習はもとより、日常生活から積極的に意見を交わし、サッカーと向き合ってきた。その分、仲の良さが際立つのが、今年の日ノ本学園の特徴でもある。今大会最大のピンチとなった準決勝・作陽(岡山)戦も終了間際に同点に追いつかれるイヤな展開ながら、気持ちは折れることなく、PK戦の末にファイナルに駒を進めていた。

「去年のようにやられたくないと思っていた」。試合後、そう話したのは、主将の牛島理子(3年)だ。彼女の言葉にもまた闘志を感じさせるフレーズがあった。

「今日は死ぬ気で戦おうと思っていた。勝ちたい気持ちを内に秘めるのではなく、前面に押し出していこうと思っていました」

 敗戦から生まれ変わった日ノ本学園イレブンは、最後まで熱く、情熱的に戦い抜き、“指定席”だった夏の女王に返り咲いた。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/4(金) 21:50
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