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グローバルリーダーが備えたい、対話力アップへの一歩とは?

8/5(土) 10:00配信

コーチ・エィ

「タイ人にとって、日本人は、“スルメ“のような存在です」

在タイ日系大手メーカーのタイ人副社長Aさんは、流暢な日本語でそう仰いました。

バンコクに赴任して3カ月、タイの方から「スルメ」などという言葉が出てきて驚いている私に、

「日本人は、噛めば噛むほど、いい味が出るんです」

いくつものグローバル企業で勤務経験のあるAさんは、そう続けて解説してくださいました。

Aさん曰く、

「日本人は、人として信頼でき、長い付き合いをしたくなる人が多い。一方で、最初は分かりづらく、何を考えているのか、真意をはかりかねる。いい味が出てくるまでに、ほんとうに時間がかかる」と。

そして、「味が出るまで、タイ人が辛抱できるかが問題ですね」と、最後に苦笑しながら付け加えられました。

「日本人リーダーは、“スルメ“みたい」

これは、いったい、どういうことなのでしょうか?

世界と比較した、日本人リーダーの特徴は?

私は、弊社のタイ人コーチたちに聞きました。

「みんながコーチをしているタイの人たちは、日本人上司についてどんなことを言っているの?」と。

すると、こんな声が挙がってきました。

日本人上司とは日常での接点が少ないため、何を考えているのかが分かりづらい
何かをやっても、「それは違う!」と戻されるので、言われることだけをやるようにしている
細かな指示命令は多いが、背景の説明がなく、信頼されていない感じがする
そうした発言を聞きながら、コーチング研究所が2015年に行った調査を思い出しました。

世界15か国、各国100人、計1,500人を対象に「組織とリーダーに対する考え方や実態」について調査したレポートです。(※1)

このレポートでは、「直属の上司と部下との関係がどれくらい良好か」の結果が、日本は調査対象国中、最下位だったのです。

各国の「上司と部下の関係における良好度」(左図)

また、「上司・部下間での良好度」と関係の強い要素は、「上司とのコミュニケーションが十分足りているかどうか」、つまり「上司との会話の充足度」であり、この2つは高い相関関係にあることがわかっています。(下図 相関係数:0.83)

「良好度」と「会話の充足度」の関係(左図)


では、「会話の充足度」は、どのように高めることができるのでしょうか?

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最終更新:8/5(土) 10:00
コーチ・エィ

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