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90年代の水冷ビッグバイクが最安値!40代が憧れたハイパフォーマンスバイクは今が買い時

8/5(土) 10:30配信

@DIME

 1969年にホンダが発売したCB750FOURによる国産ビッグバイク時代の幕開けは、Z1やGSX1100S刀といった名車を生み出しながら、大排気量・高出力化をどんどん進めていった。そして、ひとつのピークともいえるのが1990年代。ZZR1100やハヤブサなど、「ハイスピードツアラー」と呼ばれるモンスター級のビッグバイクが多数リリースされ、時代はまさに「オーバー300km/h」へと突入したのだ。

【写真】90年代の水冷ビッグバイクが最安値!40代が憧れたハイパフォーマンスバイクは今が買い時

 当時、そんな夢のようなバイクを憧れの眼差しで見つめていたのが、10代後半~20代のライダーたち。だけど、そんなヤングライダーたちが40代になった今、90年代・水冷ビッグバイクが手頃な値段で中古車市場を流通しているのだ。今後希少価値が高まって価格が高騰するかもしれない、かつての憧れのバイクたち……もう、買うなら今しかない!

■「憧れ」+「圧倒的性能」=80万円以下!コストパフォーマンスが高すぎ!!

 一般的に「趣味の多様化」が謳われているように、いま、バイクの世界でも多様化が進んでいる。なかでも高速道路からフラットダートまでを快適にツーリングできる「アドベンチャーツアラー」や、トラディショナルなスタイリングと最新性能を融合させた「スポーツヘリテイジ」、さらに最新性能を誇る「スーパースポーツ」などが人気のジャンル。これからバイクを購入したいと思っている人のなかには、ひと昔前とはガラッと様相を変えたジャンル展開に時代の移り変わりを感じる人も多いだろう。

 そして、もうひとつの驚きが車体価格。20年前はオーバー1Lの世界最速モデルでさえ140万円前後だったのに、今ではアドベンチャーツアラーでもスポーツヘリテージでも150万円以上は当たり前。しかもホンダ・CBR1000RRやヤマハ・YZF-R1といったスーパースポーツは200万円以上の価格設定となっているのだ。もちろん、世界的な原材料費の上昇や物価上昇に伴って価格が上がっているということは考えられるが、それにしても「高い!」というのが正直なところ。これは、各メーカーがビッグバイクのブランディング力を高めるために、より高級感のあるパーツを使用したり、耐久性を高めると同時に、ABSやトラクションコントロールといった先進技術を投入しているためと考えられる。最近はミドルクラスでリーズナブルなニューモデルが増えてきたが、対照的にビッグバイククラスでは、より高級なモデルが増えているのだ。

 そうすると「とてもじゃないけど新車は無理!」と考える読者も多いだろう。そこで、中古車である。

 僕は中古車を購入するメリットは大きく2つあると考えている。ひとつはもちろん、「新車よりも安く買える」こと。同じモデルでも新車と中古車では価格の差は歴然で、少しでも安く買いたいと考えているなら、中古車は断然有利だ。そして、もうひとつのメリットは「選択肢が現行モデルだけでない」ということだ。新車で購入するということは、選択肢は自然と現行モデルに限られる。ちなみに国産4メーカーが発売する401cc以上のモデル(2017年7月13日現在)は49車種。新車で買うなら、選択肢はこれだけしかない。

 ところが中古車なら、CB750FOURやZ1、カタナといった名車だって射程範囲だ。そう、大げさではなく、対象種は無限なのだ。……ただし、Z1やカタナは価格が高騰して、高嶺の花。しかも年式が古いので、維持するのも覚悟が必要だ。

 さて、すっかり前置きが長くなってしまったが……そこでオススメしたいのが、90年代・水冷ビッグバイクである!

 1990年といえば、公道モデルとしてはじめて「最高時速300km」を謳ったカワサキ・ZZR1100がデビューした年であり、まさに「ハイスピードツアラー元年」ともいうべき年。その後、ホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードがライバルとして登場し、誰もがハイスピードツアラーに憧れた。そして、現在も現行モデルが高い人気を誇るスズキ・ハヤブサが、90年代の最後、1999年にGSX1300Rハヤブサとしてデビュー。まさに90年代はハイスピードツアラーにはじまり、ハイスピードツアラーに終わった10年間だったのだ。

 当然、一世を風靡したモデルだから、中古車価格もプレミアムがついて随分と高いだろう……と思われがちだが、これがなんと安い!!

 理由はさまざま考えられるが、まず、「タマ数が多い」ことが挙げられる。20年ほど前ということで、中古車市場での流通量はそれほど減っておらず、希少価値はまだまだ低いのだ。そして、もうひとつが「旧車と現行の間(はざま)にあるデザインや性能」。まだまだ旧車と呼ぶには新しく、かといって現行モデルほどスタイリッシュでもない。そんな、良い意味での“中途半端さ”が、価格の高騰を抑えているのだろう。

 しかし、これは逆にいえば、もう少し月日が経てば、高騰する可能性があるということ。とくにZZR1100やハヤブサ(初期型)は、まぎれもなく一時代を作り上げた名車である。今後、プレミアムがつくのは必至、といえよう。あの頃に憧れたビッグバイクを買うなら、絶対に今! ハイスピードツアラー以外にも、オススメしたいお買い得モデルを揃えてみたので、紹介していきたい。

★Z1、ニンジャに続くカワサキにフラッグシップ

KAWASAKI ZZR1100
新車当時価格 120~130万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 30~50万円
※以下、価格は編集部調べ

 公道モデルとして、世界ではじめて時速300kmを標榜したハイスピードツアラーブームの火付け役。流麗さと無骨さが絶妙に同居したスタイリングは、いかにもカワサキらしいデザインだ。当時は大きく感じたが、今見ると現行モデルより随分コンパクトなのに驚く。

★ZZR1100と人気を二分したビッグスポーツ!

SUZUKI GSX-R1100
新車当時価格 125~135万円(逆輸入車・水冷モデル【1993~1998年】)
現在の中古相場価格 40~65万円

 スタイリングや車名からもわかるとおり、スーパースポーツ的なコンセプトも併せ持つのがGSX-R1100。しかし、比較的ゆったりしたライディングポジションやトルクフルなエンジン特性はツーリングマシンとしても人気が高く、CBR1100XXが発売されるまでは、ZZR1100唯一のライバルとして人気を二分していた。オススメするのは1993年以降の水冷エンジンモデルで、それ以前の油冷モデルはやや価格が上がる。

★打倒・ZZR110!! 圧倒的な乗りやすさにファン多し!

HONDA CBR1100XX
新車当時価格 115万5000円(国内仕様)
現在の中古相場価格 35~55万円
※写真は2001年式・国内仕様

 大排気量・高出力化するハイスピードツアラーとは異なるアプローチでスポーツビッグバイクの展開をしてきたホンダ(後述)だが、時代の高まりを受けて開発したのが、「スーパーブラックバード」というペットネームが与えられた1台。164馬力を誇り、当時世界最速。その後、国内仕様(100馬力)も発売され、多くのツーリングライダーに愛された。

★「BUSA」の愛称は世界共通!

SUZUKI GSX1300R HAYABUSA
新車価格 160万9200円(現行モデル)
現在の中古相場価格 60~75万円(初期型)

 現行ハイスピードツアラーでは圧倒的な人気を誇るハヤブサは、初代が1999年に登場。最高時速は300km以上で、スピードメーターはなんと350km/hまで刻まれていた。その後、加熱し過ぎた最高速開発競争に歯止めをかけるべく、EUでは300km/hリミッター規制がかけられ、各メーカーも自主規制としてメーター表示を300km/hまでに制限することになった。まさにエポックメイキング的な1台である。

■今に続くスーパースポーツの源流も90年代にあった!

 2000年代に入ると、高出力化に歯止めがかかり、さらに巨大な車体を嫌がるライダーが増えたこともあってハイスピードツアラーの人気はひと段落。変わって支持を集めたのが、サーキットを走るレーサーのようにコンパクトでシャープなスタイリングを持つ「スーパースポーツ」である。

 前述のとおり、現行スーパースポーツは200万円オーバーの超プレミアムモデル。しかし、じつはそのルーツは90年代からあって、中古車価格もこなれているのでオススメなのだ。ここでは代表的な2台を紹介しよう。

★コンパクト・スーパースポーツの元祖!

HONDA CBR900RR
新車当時価格 115~125万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 25~45万円

 1992年に登場したCBR900RRは、大排気量かつ大きな車体を持つハイスピードツアラーとは一線を画すモデル。コンパクトな車体にベストバランスな900cc並列4気筒エンジンは、ビッグバイクとは思えない旋回性能を誇り、スポーツライディングを好むライダーから人気を集めた。

★スーパースポーツブームは、ここからはじまった!

YAMAHA YZF-R1
新車当時価格 120~130万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 40~60万円(初期型)

 ヤマハが誇るスーパースポーツ・YZF-R1は現行モデルであれば226万8000円(逆輸入車・プレストコーポレーション)。しかし初期型は当時120万円ほどで、さらに現在の中古車相場であれば50万円前後で購入できるのだ。

■ほかにもある!! 憧れのバイクたち!

 90年代のバイクシーンを牽引したモデルは、ハイスピードツアラーやスーパースポーツだけではない。ここでは忘れてはいけない代表的なモデルを紹介したい。

★唯一無二のスタイリングは、いまなお注目度高し!

YAMAHA VMAX1200
新車当時価格 95~105万円(逆輸入車)
現在の中古相場価格 40~60万円

 クルーザーともネイキッドとも異なるマッシブなスタイリングで人気を集めたVMAXは、初代が1984年に登場。その後、国内仕様もリリースしつつ、2007年まで生産され続けたロングセラーモデル。そのためにタマ数が多く、リーズナブルな車体から極上の1台まで、比較的余裕を持って選べるのが嬉しい。

★ビッグ1も初期型が狙い目!

HONDA CB1000 SUPER FOUR
新車当時価格 92万円
現在の中古相場価格 25~40万円

 現行モデルもCB1300スーパーフォアとして人気を集めているが、その初期型は1992年、CB1000スーパーフォアとして登場した。スタイリングは現行よりもトラディショナルな雰囲気が濃く、エンジンの存在感も強い! 「ビッグ1」の愛称どおり、迫力と大きさを求めるなら、あえての初期型狙いもおおいにアリだろう。

★ファイナルエディションはすでに高騰気味!

KAWASAKI GPZ900R
新車当時価格 79万9000円(国内仕様)
現在の中古相場価格 45~75万円

 映画『トップガン』や漫画『キリン』などに登場し、当時絶大な人気を誇ったのがGPZ900R・通称「ニンジャ」。1984~2003年まで、じつに20年間も生産され続けたため、タマ数は豊富で、年式にこだわらなければ、かなり安く購入できる。しかし、ファイナルエディションや高年式モデルは価格の高騰がはじまっており、プレミアムモデル化するのは時間の問題といえよう。

文・佐賀山 敏行(さがやま・としゆき)

@DIME編集部

最終更新:8/5(土) 10:30
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