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進化を続けるニッポンの「和食ニューウェーブ」最前線

8/5(土) 11:10配信

@DIME

上半期のヒット商品からもわかるように、モノに関連したコトを楽しむ「コト消費」の時代に突入した2017年。下半期のトレンドは、さらなる「体感」がキーワードになりそうだ。

【写真】進化を続けるニッポンの「和食ニューウェーブ」最前線

【 NEXT TREND → 和食ニューウエーブ 】

〈ザックリ言うと〉
→世界で注目されている和食
→日本の食文化を新しい視点で見直し、進化させるムーブメントが

[この人も断言!]フードライター 小高朋子さん
1982年、神奈川県生まれ。アパレル、映像制作会社を経て、農業・食・旅を中心に取材記事を執筆する。大のおにぎり好き。

【キーワード 1】サードウエーブミソスープ

ハンドドリップでミソスープを提供する『LOVE ME AND MISO SOUP.』が提唱する新文化。『MISO POTA KYOTO』が提供するミソポタはセカンドウエーブに当たる。

◎日本の食文化を知らない世代にも「ホンモノ」を

 味噌汁をカフェのコーヒーと同じ立ち位置にしようという動きがある。「コーヒーに産地による味の違いがあるように、味噌もこだわればもっと面白くなる」と語るのは『LOVE ME AND MISO SOUP.』のフクナガコウジさん。企画にデザイン、提供する商品の味までを自らでまとめる彼は「味噌汁をミソスープに変えた」と新しい文化への手応えを滲ませる。また京都にある『MISO POTA KYOTO』は、ポタージュと組み合わせた洋風アレンジが人気。味噌汁に新時代の息吹が吹き込まれ始めている。

MISO POTA KYOTO
味噌汁という文化に、カラフルという新しいコンセプトを付加。京都・高辻の2号店を「みそポタ麺店」にリニューアル予定。

《ライバルはコーヒー文化?リブランドが若者のインサイトに響く。》

「ミソは身近すぎるせいで、ダサい、カッコいいと言う議論の俎上にさえ載らなかった。そこに光を当てたかった」とフクナガさん。「日本に根付く文化に価値があることを知りながら、何もしないのはもったいない。表面だけでなく中身もリデザインすることで、本当の価値は見えてくるんです」。

『LOVE ME AND MISO SOUP.』のミソスープは具なしのドリンクタイプ。これもコーヒーに倣う。味噌汁の具の定番、豆腐を豆乳に変換したソイオレはポタージュ感が出てパンにもマッチ。「味噌汁にはごはん」の常識が覆る。

【キーワード 2】逆輸入ONIGIRI

スパムむすびのように、海外のフィルターを通して現地仕様に改変され、日本でも定番化したおにぎり。海外進出した日本フード産業や、和食店が発信源になることも多い。

◎国際色豊かなエビマヨおにぎりが来る!?

 フードライターの小高朋子さんによると、ドバイでは、インドのエビ料理をアレンジしたおにぎりがコンビニで売られ、また、サンフランシスコでは、海苔の代わりに大豆でできたカラフルなソイペーパーを使ったおにぎりを提供している店もあるそう。「逆輸入おにぎりは、ディップのような感覚でマスカルポーネやパクチーをトッピングしたものもあり、見た目もカラフルで写真映えもする。味わいの楽しみも広がるので、これからどんどん日本に入ってきそう」(小高さん)。

onigiri stand Gyu!
日本各地だけでなく、世界各国の食文化をおにぎりに詰め込み、逆輸入的なおにぎりも提供。新おにぎり文化発祥の地を目指す。

●エスニックな味わいの「エビパクチー」
エビ+パクチー+チリソース味にバリの屋台フードを彷彿。350円。

●日伊折衷の「エビマスカルポーネ海苔」
イタリアンの前菜風。海苔の佃煮がナイスマッチ。300円。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

@DIME編集部

最終更新:8/5(土) 11:10
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