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人だかりが絶えない東京駅のキャンディー店 誰もがつい足を止める秘策は?

8/6(日) 12:20配信

NIKKEI STYLE

 ビジネスマンや行楽客でにぎわう東京駅の地下街。そこに、人々が思わず足を止めてしまう店があります。今回はその店の秘密についてご紹介します。

 いよいよ夏本番となりました。いつもビジネスマンが多い東京駅近辺に子どもの歓声が聞こえてくると、「夏だなあ」と感じます。帰省や旅行で電車を待つ人々は「お土産」を求めて駅の近辺をそぞろ歩き。そのニーズを当て込んで、東京駅直結の八重洲地下街には様々な土産品店が軒を連ねています。

 そんな土産品激戦区の一角、大丸百貨店の地下にあるのがキャンディーショップの「PAPABUBBLE(パパブブレ)」。この店の付近には、なぜかいつも人だかりができています。近くを通りかかった人が、つい立ち止まってしまうこの店は、キャンディー好きの子どもだけでなく、それほどキャンディーに興味のない大人まで振り向かせてしまうのです。さて、PAPABUBBLEはどんなマジックを用いているのでしょう?

 カラフルなキャンディーを用意? 目立つイメージキャラクター? それとも安売りのバーゲン広告? 残念ながらすべて違います。この店はそんな「ありがちな作戦」ではなく、全く別のアピールで顧客をひきつけました。

 それは「音」です。

 PAPABUBBLEはキッチンを用意して、キャンディーをその場で作っています。材料を練って細長く伸ばし、それを金太郎飴(あめ)的に細かく切るまで一連の作業を見せています。

 「キャンディーって、こうやって作るんだ」。生まれて初めて飴作りを見る子どもたちの目は輝いています。その作業の最終段階、細く伸ばした飴を金太郎飴的に切るところで、「カンカン、カンカン、カンカン」と小気味よい音があたりに鳴り響くのです。店の付近を通りかかった老若男女は、みんなこの音に反応して足を止めてしまうというわけです。

 PAPABUBBLEはあたりに響く「カンカン、カンカン」という聴覚への刺激で人々の足を止め、「何だろう?」と、その関心をひきつけます。足を止めた人が店を見ると、人だかりに囲まれたオープンキッチンで、見たことがないキャンディー作りが行われています。これがまた、色鮮やかできれいなのですよ。

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最終更新:8/6(日) 12:20
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