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【MLB】ダルビッシュが初登板で示した価値 ドジャースが「求めた意味を示した」

8/6(日) 11:13配信

THE ANSWER

ドジャースが求めた意味、「その理由を示した」

 2012年からメジャーリーグのレンジャーズでプレーしてきたダルビッシュ有投手が今夏のトレードでドジャースに加入した。現在、30球団トップの勝率を誇る強豪チームからワールドシリーズ制覇の切り札として求められての移籍だった。その新天地デビューとなった今月4日(日本時間5日)のメッツ戦。敵地シティ・フィールドで行われた一戦で右腕は7回を被安打3、与四球1、奪三振10、無失点という圧巻のピッチングを見せた。

【動画】初登板で価値を示したダルッシュ、初回を敵地騒然の美技でピンチを切り抜ける

 この初登板を現地ではどう報じ、周囲はどう評価したのか、ここで見てみたい。

 大きな注目を浴びたマウンドで好結果を残した右腕には当然のように称賛の声が相次いだ。ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版は「ドジャースで素晴らしいデビュー、ユウ・ダルビッシュが期待に応える」との見出しで特集。ニューヨークの地元紙「ニューズデー」電子版も「ユウ・ダルビッシュは最初の当番でドジャースにその価値を示した」と称賛の声を寄せた。古巣レンジャーズの地元紙「スター・テレグラム」電子版も「前レンジャーズのスターであるダルビッシュがメッツを制圧、ドジャースデビュー戦で勝利する」と伝えており、その登板には一様に高評価が与えられた。

 ナ・リーグ西地区の首位をひた走ってきたドジャースは先発投手の選手層も厚く、エース左腕クレイトン・カーショウが負傷で一時離脱したとはいえ、プレーオフに進出するには十分な戦力を擁していると見られていた。それでもダルビッシュ獲得に踏み切った裏には1988年以来、29年ぶりとなるワールドシリーズ制覇への強い思いがにじむ。日本人右腕の初登板を受け、ESPNも「先発陣の防御率が3.18とリーグトップであるにも関わらず、なぜ球団フロントは彼を求めたのか、(ダルビッシュは)その理由を示した」と、今回の補強の意義を認めた。

ロバーツ監督も大きな信頼「彼は働き者で、空振りを奪うことができる選手」

 またESPNはチームメイトが右腕の加入を歓迎している様子も紹介。この日の登板でダルビッシュとコンビを組んだヤスマニ・グランダル捕手は「前はストライクをあまり取ってもらえなかったボールがいくつかあったけど、彼の表情が明るくなったのが分かるだろ。ここでさらに投げていけば、今回のような判定がもっと出てくると思うよ」とコメントした。この日の試合前にはドジャースの守護神を務めるケンリー・ジャンセン投手も「(今回のトレードに)みんな興奮していたよ」と振り返り、「自分たちの目標はワールドシリーズ制覇だ。だから彼がここに加わってその投球を目にすることは嬉しいんだ」と語ったという。

 ダルビッシュ降板後に抱擁をかわしたデーブ・ロバーツ監督も新戦力の右腕の初登板初勝利に歓喜した一人だ。試合後、地元メディアに対して「彼は我々の期待に応えてくれた」と称賛の声を寄せていた指揮官は米FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者のインタビューの中で「彼は働き者で、空振りを奪うことができる選手。そして芯を捉えた当たりを減らし、試合終盤まで投げることができる」と話し、大きな信頼を寄せている。

 レンジャーズの5年半(2015年は右肘の手術で全休)で通算122試合に登板し、52勝39敗の好成績を収めた右腕は、新天地でも大きな一歩を踏み出すことに成功した。このまま順調に白星を重ね、チームをワールドシリーズ制覇へと導けるか。その投球に熱視線が送られている。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:8/6(日) 11:46
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