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レストランのテラス席は犬同伴OKなの?それとも禁止?

8/6(日) 17:10配信

@DIME

国内において、犬と一緒に同じ部屋で宿泊できる宿が登場したのは30年ほど前のこと。「愛犬と一緒に旅行に行きたい、食事をしたい」など“共に楽しみたい”といった飼い主の意識が高まるにつれ、その要望に応える形でドッグカフェをはじめとした犬OKの場所も増えてきた。

以前は、筆者も愛犬と一緒に旅行に行ったのはいいものの、一緒に食事できる場所がなく、ハンバーガーを買って車の中で食べた経験がある。それはそれで楽しいし、愛犬が一緒であるなら満足なのだが、「一緒に入れるお店があってもいいよなぁ」と思ったことは確かだ。

おそらく、犬OKのお店・宿・施設があると助かるのは、地元の人というよりも、観光客や、その町・場所に出向いた人であることのほうが多いのではないだろうか。実際、観光地には犬OKの場所が集中している。

アメリカのミシガン州も周囲を五大湖に囲まれ、観光客の多い地域である。そのミシガン州において、5月末のこと、レストランのパティオやテラス席のような外部エリア部分について、犬の同伴をOKにするか、禁止とするか、地方ごとに条例をつくることができるというような内容の法案が32:6で上院にて可決されたというニュースが流れた(*1, 2)。

この法案には、「犬には常時18歳以上の人が付き添っていなければならない」「外部食事エリアに入る際、犬が建物の内部を通らないよう、入り口が設けられていなければならない」「犬はリードにつなぐこと」「犬に触ったり、犬の汚れ物を掃除したりした人は、手を洗うまで食品を提供してはならない」などが含まれている(*3)。

そもそも、こうしたことを条例で決めるというのはどうなのだろうか?

賛成派には、ドッグランや犬専用の水飲み場はあっても、犬連れの旅行者が十分に安心して土地の自慢の食事やお酒を楽しむことができないというのは、観光事業における欠陥でもあるという意見があるのに対し、食事をする場所に犬がいるというのは苦痛だとする反対派もいるようだ。

ペットに限らず、いろいろな考え方や好みがあるのが人間。犬連れか、もしくは犬好きしか訪れないだろうドッグカフェのようなところならいざ知らず、様々な人が利用する一般的な場所では“共生”できるのが理想ではあるが、そのためには互いに少しずつ譲り合わないとならないだろう。犬好きの人だけの世の中でもないし、犬が苦手な人が中心の世の中でもないのだから。

そこで思い出すのが、これまで取材させていただいたレストランやカフェ、宿などでの話である。

グループでやって来たある犬連れ客たちは、それぞれの犬が吠えだしても静止ができない、または静止する様子も見せず、オーダーする話し声すら聞き取れずに困ったと言っていたカフェのオーナー。テラス席を犬同伴OKにはしたものの、一般のお客さんの料理に飛び散った犬の毛が入り、トラブルになってしまったというレストランのオーナー。犬連れはマナーがいいのに対し、子ども連れのお客さんは子どもが騒いでもイタズラをしても叱りもせず、マナーに欠けるために、犬同伴はOKだが、子ども連れのお客さんはNGにしたというカフェのオーナー。

犬が一緒かどうかに限らず、その場を気持ちよく利用できるかどうかは、サービス提供側の配慮もさることながら、利用する側のマナーや態度も大きいということではないだろうか。

旅行シーズン到来ともなれば、犬連れで出かける人たちも多くなる。ミシガン州のような条例が必要かどうかはともかく、皆さんが気持ちよくそれぞれの旅先やお出かけ先で過ごせますようにと願いつつ。

参考資料:
(*1)SENATE BILL No. 122 (SB-0122, As Passed Senate, May 24, 2017) / MICHIGAN LEGISTLATURE
(*2)Dining out with your dog could get easier / Detroit Free Press
(*3)Should Dogs Be Allowed On Restaurant Patios? Michigan Senate Passes Bill / CBS Detroit大切な人を笑顔にするプレゼント術

文/犬塚 凛

@DIME編集部

最終更新:8/6(日) 17:10
@DIME

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