ここから本文です

日本語で開発要件を正確に伝えるのは難しい

8/6(日) 17:00配信

東洋経済オンライン

 ぼへちゃんの開発チームが国際色豊かになってきました。

 アメリカ人のエンジニア、中国人のエンジニアが新たに加わったのです。2人とも日本語を勉強していたらしく、配属初日のあいさつも日本語でこなしました。

 早速2人は、今進めているシステム開発の打ち合わせに出席しました。お客様と新機能を追加するための打ち合わせです。

 そのお客様から出た機能の要件が、ちょっとたいへんそうな内容でした。予算とスケジュールから考えて、とても間に合わなさそうな機能です。だんな君とぼへちゃんの答えは「ちょっと難しいですねぇ」。IT業界に限らず、できそうにない仕事に対してよく使う表現ですよね。

 ですがこの言葉、国によってとらえ方が違うんです。海外では、できないことはストレートに「できない」というのが一般的。「難しい」というのは多少難易度は高くても、やってやれなくはないと解釈されます。

 ということで、海外からやってきた2人のエンジニア、この「ちょっと難しい」という言葉を、「やらない」という意味ではなく、難易度は高くても実現しましょう! ととらえたようで、なんと開発に着手してしまいました。

 しかし、やはり実装困難な機能。そう簡単には出来上がりません。

 「やっぱりこれ、『できない』ですよ」

 「『ちょっと』難しいって言ってましたけど、これは『かなり』難しいですよ!」

 日本語ならではの言葉のニュアンスは、時としてコミュニケーションミスにつながってしまいます。

ぼへぼへ :某エンジニア