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【深海生物、恐竜、王蟲ファン必見】地球最古の王・アノマロカリスが可愛すぎる

8/6(日) 10:00配信

Book Bang

恐竜やマンモス、深海生物やUMAが好きなみなさん! 「古生代」にはもっと面白い生き物がわらわらいるんですよ! サイエンスライターでオフィス ジオパレオント代表の土屋健氏に、古生代の生物の魅力と新刊『古生物たちのふしぎな世界』(講談社ブルーバックス)の読みどころを伺いました。動画もぜひご覧ください。

──古生代の生物だけで1冊にまとめられました。彼らの魅力を教えてください。

私の行動の基本原理は「知られてないのが悔しい」ということ。「こんな面白いコがいるのになんで知らないの?」っていうところです(笑)。私よく「コ」っていいますが、カタカナの「コ」ですよ(笑)。

5億4100万年以降の顕生累代(けんせいるいだい)は「古生代」「中生代」「新生代」の3つに分かれていますが、恐竜のいる「中生代」に比べると古生代は注目度が低い。でも、古生物の面白さは、化石でしか残っていないところから推理を働かせて生物を探っていくという、探偵じみたところにあります。 今まで誰も知らない生物を探る、パーツのヒントも少ない。形も恐竜より突飛なものが多い。ドキドキワクワクがおもちゃ箱のように詰まっている、そこが一押しです。

もうひとつの面白さは、歴史に言い換えると古生代っていうのは戦国時代なんです。スタートはアノマロカリスのような節足動物が頂点にいる。その次に魚が台頭し、地上に進出して競争が激化していく。そして古生代の終わりに大量絶滅があり、当時生態系の頂点に立っていたのは我々の祖先の仲間たち。恐竜(爬虫類・鳥類)よりも前に、我々の祖先(単弓類)が一度地上の覇権を取りかけた。そういう盛者必衰、革命があるんです。

──この本はイラストがとても綺麗で魅力的ですね。本文中に「図鑑などで見る古生物、この本に掲載されている古生物のイラストも、その色に関してはほとんど想像である」とありますが、具体的にどういうことですか。

色はイラストレーターさんにおまかせです。今回はマルレラという生物だけが構造色で、虹色にしてくださいとこちらから指定しました。その他はよほど突飛な色が上がってこない限り変えて下さいとは言わないです。最近恐竜の分野で色素の痕跡が確認できるようになって、いくつかはアートからサイエンスに移ってきたんですけれど、基本的に昔から色に関してはアートの分野です。

──イラスト繋がりの話で、途中で「風の谷のナウシカの王蟲(オーム)」という表現が出てきましたが。

私はオッファコルスという生き物を見たときに、まずはナウシカの王蟲が思い浮かんだのです。ですので、何の許可も得てないんですが、王蟲という比喩をずっと使っています。まさか王蟲に商標登録かかってないと思うんですけど。宮崎駿監督の作品には、たとえば、ポニョにも古生代の生き物がたくさん出てきます。古生物が好きな方だと嬉しいですね。私の本を読んでくださっていたら、コメントを頂けるとすごく嬉しい。編集さん、さりげなく送ってみていただけますか(笑)。

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最終更新:8/6(日) 10:00
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