ここから本文です

【葛藤を乗り越えて。】鈴木誠也独占インタビューvol.1

8/7(月) 8:00配信

広島アスリートマガジン

4月序盤から、22歳の若さで強力カープ打線の4番打者に抜擢された鈴木。
交流戦でサヨナラ弾を放つなど、順調に4番として活躍を見せている一方で、
これまで感じたことのない葛藤と日々戦っていた。

***

昨季だけで終わりたくない

―― まず今季開幕前はWBC日本代表に選出され、世界を相手にする大きな戦いがありました。鈴木選手にとって、この経験はどのようなものになりましたか?

鈴木 日本でしかプレーをしたことがなかったですし、海外に行って試合をする、また海外での生活などいろいろ経験する事ができました。僕の中で一つひとつ考え方が変わりましたね。

―― 日本代表チームでは自主トレを共にするソフトバンクの内川聖一選手もチームメートでした。

鈴木 内川さんとチームメートとして初めてプレーできましたが、自主トレの時みたいにアドバイスを求めることはそんなにありませんでした。僕もキャンプで練習してきて、自分の形が少しずつできてきていた部分もあったので、聞いたとしても「今どうなっていますか?」というくらいでした。

―― WBCでの緊張感ある戦いの後、レギュラーシーズンに入るにあたって、モチベーションはどのようなものでしたか?

鈴木 僕はWBCに出場する楽しみの方が大きかったですし、WBCの後シーズンに入るという不安はありませんでした。やはり長く続くシーズンよりも、一発勝負のWBCでの緊張感は一味違うものだと思いました。それだけに「シーズンに入るのが難しいのではないか? 疲れるんじゃないか?」と思う部分も多少あったのですが、特にそんなこともありませんでした。

―― チームの主力として迎えるプロ5年目の開幕はどのような思いで迎えましたか?

鈴木 昨季1年間結果を出したからこそ『2年目のジンクス』ということをいろんな人に言われてきましたし、『今年が勝負の年だ』とも言われてきました。それは自分でも分かっていますし、周りから言われることで「昨季だけで終わりたくない」という気持ちの中で今季の開幕を迎えました。

―― 昨季の開幕はケガで離脱されていましたが、15年以来2年ぶりの開幕スタメンとなりました。

鈴木 開幕戦は6番スタメンで、比較的気が楽な打順で打たせてもらいました。何とか結果を出して周囲からいろいろな事を言われないようにプレーしたいと思っていました。2年前に開幕スタメンで出た時に結果が出ず、すぐに変えられてしまった経験があったので、自分の中では「しっかり良いスタートを切りたい」という気持ちでした。状態はあまり良くなかったのですが、いきなり猛打賞という結果が出たのは、僕の中で自信になる部分がありました。

―― 昨季好成績を残したことで、相手投手の攻め方に変化を感じることはありますか?

鈴木 多少変わったかなと感じるくらいで、意識するほど変わった印象はありません。昨季もシーズン後半に打てている時期はインコースも結構攻められていましたからね。

(vol.2へ続く)
【広島アスリートマガジン2017年8月号から抜粋・数字は7月14日時点】

広島アスリートマガジン編集部

記事提供社からのご案内(外部サイト)

広島アスリートマガジン

株式会社サンフィールド

毎月25日発売

定価800円(税込)

毎月カープ選手の独占インタビューを掲載!
独自の視点で構成する企画ページは必見!
OB大野豊氏、廣瀬純氏のコラムも絶賛連載中