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wrongは危険! 間違いを指摘するとき、日本人が使ってはいけない3つの英語

8/7(月) 7:10配信

NIKKEI STYLE

 ひとつの言葉は様々な顔を持っています。日本人の言葉が意図していない意味合いで伝わることもあります。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんが、日本人が使いがちな言葉から「影にある意味」を紹介します。今回は、相手の誤りを指摘する場面です。

◇  ◇  ◇

 「どう考えてもこれは相手の意見ややり方が間違っている」という場合があります。どうでもいいようなことでしたら、特に荒立てずにスルーしてしまうのも手ですが、やはり誤りを指摘しないことには、今後困ることが起きる、あるいは今後のためにならないという場合は逃げずにきちんと伝える必要があります。

▲You're wrong.
正しい訳:あなたは間違っています。
影の意味:あんた、間違えているよ。

 wrongのコアイメージは「間違っている」です。こう言ってしまうと、他に解釈の余地がありません。Youが主語になったこの文は、とても批判的であり、相手を責めている言い方になります。

▲Don't you know how to do it?
正しい訳:やり方をも知らないのですか?
影の意味:ちゃんとそのやり方も知らないの? この簡単なこともできないの?

 Don't you know…?は知っていることが当たり前の意味。否定で尋ねることは大変失礼になります。「え~っ、知らないの?」は知らないことに対して批判的であり、また相手をバカにする表現でもあります。「こんなこともできないの?」が実は本当の意味になっています。

▲Here, let me show you how to do it.
正しい訳:さあ、私がやり方を見せましょう。
影の意味:ほらっ!こら!???私がやり方を見せてやるからさ。

 上から目線のひと言です。このような場面での Here, はこちらの「イライラ」を表すひと言になります。

これなら「影の意味」はない!

◎We usually do it a different way.
 私たちはいつも別の方法でやっているんですよ。

 この文のよいところは、相手のやり方を決して否定していないことです。例えやり方が間違っているにせよ、正面切って否定されれば、誰もが心穏やかではありません。a different way 「別の方法で」と自分たちのやり方を提案することで相手も素直に受け入れやすい状況が作れます。

◎Let me show you another way to do it.
 他のやり方をお見せしますね。

 これも同じです。another way to do it 「他のやり方」ということでこれも提案やおススメになります。Let me show you … 表情や口調に気をつけて言えば、決して上から目線ではありません。the right way to do it 「正しいやり方」と言うと、相手のやり方正しくないことになりますので、使うのは避けましょう。

◎It might be better to do it this way.
 このようにやる方がいいかもしれませんね。

 It might be better to …は「~する方がいいかもしれませんね」という穏やかな提案を示す表現になります。何かを提案したり勧めたりする場合に使える使い勝手のよい表現です。そのまま覚えてしまいましょう。

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最終更新:8/7(月) 7:10
NIKKEI STYLE

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