ここから本文です

巨匠ポール・ヴァーホーヴェン監督に直撃!

8/7(月) 19:31配信

GQ JAPAN

過激なセックスと暴力描写でたびたび物議をかもすポール・ヴァーホーヴェン監督。ハリウッド女優の出演拒否が続き話題となった最新作『エル ELLE』が日本公開される。プロモーション来日した監督に直撃した。

【最新作『エル ELLE』をもっと見る】

御年78歳の巨匠の新作『エル ELLE』は、レイプ犯探しをするうちに心の奥に秘めていた闇と対峙する女性ミシェルの物語だ。バイオレンスなレイプ場面というショッキングな幕開けからして問題作の気配が濃厚だ。

「僕が興味を持つ題材やテーマはなぜか賛否両論な作品に仕上がる。『SPETTERS/スペッターズ』は主人公がゲイ集団にレイプされる場面が問題視されたし、『ショーガール』はNC-17指定を受けた。でも面白いと思ったら突き進むだけ。『エル ELLE』はスリラーだが、人間ドラマと絶妙に融合している点に魅了された」

監督が特に惹かれたのがヒロインだ。タフでセクシーで、複雑な内面の持ち主だ。レイプ犯とSM的な絆を培う難役にハリウッド女優が怖気付くなか、フランスの大女優イザベル・ユペールが名乗りを上げた。

「アーティストとして真実を求めるなら危険な冒険に飛び込まなくてはならない。イザベルは本当に勇敢だ。事態を判断し、コントロールし、行動を起こすミシェルを演じる強くてセクシーな彼女を見れば、男性の優位性が幻想にすぎないとわかるよ」

実は監督、プライベートでも強い女性に囲まれているそう。

「愛する妻も二人の娘たちも強くて知的だし、愛犬も雌なんだ。彼女たちは議論好きで、僕の作品をしっかり批評してくれる。中世を舞台に修道女の同性愛を描く作品を企画中だけど、娘からは『ポルノにしないように』と釘を刺されているよ(笑)」

『エル ELLE』
女社長ミシェル(イザベル・ユペール)は、自宅で覆面男にレイプされる。過去のトラウマから警察を信用できない彼女は、自ら犯人を探し出そうとする。
8月25日よりTOHOシネマズ シャンテほかで公開。

Words: Midori Yamagata

最終更新:8/7(月) 19:31
GQ JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

GQ JAPAN

コンデナスト・ジャパン

2017年11月号
2017年9月23日発売

600円(税込)

EXILE AKIRAが登場!ニューヨークのアキラ/いま手に入れるべき禁断のNew It アイテム大行進!!/浅草&錦糸町「酒場ガイド」 濹東綺〝舌〞ほか