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KinKi Kidsの魅力は、生き方そのものにあるーー堂本剛の“柔軟さ”が人々に与える勇気

8/7(月) 7:00配信

リアルサウンド

 CDデビュー20周年を迎えたKinKi Kids。ライブ、ドラマ、バラエティ…… とスペシャルな動きで大いに盛り上がった一方で、突発性難聴を患ったと発表した堂本剛の体調が心配されていた。徐々にレギュラー番組に復帰し、ファンを安心させたが、それでもまだまだ完治とはいえない状態。先日、 予定していた野外フェスへの出演は大事をとって辞退することが報じられた。“長い活躍を見据えた英断”と、芸能ライターの佐藤結衣氏は語る。

「剛さんが野外フェスでどんな説法ステージを見せてくれるか、個人的にもとても楽しみにしていました。しかし、 今はただ無理をせずに療養してほしい、というのがファンのみなさんの気持ちでしょう。ご本人も、ラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送) のスペシャル放送で激痛を伴う鍼治療の様子を語っていたように、剛さんのことですから最善を尽くしているはず。 病気というのはケガと違って、回復しているかどうかは見えません。自分自身でも良くなっているのか、どの程度まで頑張れるのかも判断しにくいもの。ましてや周りがどうこう言えるものではないので、 じっくり焦らずにいてほしいですね」

 7月27日には堂本光一と共に『櫻井・有吉THE夜会』(日本テレビ系)にゲスト出演。変わらないふたりのやりとりで笑いを誘った。

「嵐の櫻井翔さんに耳の状態をたずねられて、“そこまで治ってないですね”と赤裸々に語っていました。しかし、すかさず光一さんの座っている左側を指し“ こっちでボケられると無視する可能性がある”と振り、 光一さんも“基本的に俺は無視されてる”と答えて、スタジオを沸かせました。 光一さんの決して過剰にならないフォローも、実にKinKi Kidsらしい。もともとお互いについて干渉しないふたりは、早いうちに自我が目覚め、コンビではあるけれどそれぞれが自立しているのだと思います。だからこそ、個々の違いを楽しめる。それぞれの活躍を喜ぶことも相棒として困難を支えることも可能なのでしょう。番組では、お互いのプライベートを全然知らないとクールに語りながら、静かなテレビ番組が好きだという話になると、ふたりだけで盛り上がる場面もありました。興味を持つものも、考えていることも違うことが大前提なのに“いい”と思うものが重なる。その瞬間をとても大切にしているのだとわかるシーンでしたね」

 8月3日には『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の独占取材に応じたKinKi Kids。剛は「左耳がたとえそんなに聞こえなくても、それで歌えるような技術を習得してやっていくことを今考えている」と語った。

「“音楽をしている自分が耳を患うのは大打撃”としながらも、“多くの人と語り合えるきっかけにもなった”と、前向きに捉える姿にただただ感心しました。7月29日放送のラジオ『堂本剛とFashion&Music Book』(bayfm)でも、日々の暮らしを自分でチューニングしていく面白さについて話していたのが印象的でしたね。しっくりくるまで何度も調整していくこと。それは誰かがしてくれるものではなく、自分自身の課題。厳しい局面でも、冷静に対処していくことができるのは、そんな心持ちで日々を過ごしているからかもしれません。人生は1回きりで、上り調子なときもあれば、なぜこんなことに……という展開もあります。そのときに自分でどうモチベーションをあげていくかは、誰もが抱える人生の大きな課題です。乗り越えるばかりではなく、うまく付き合っていくこと。不自由な部分も個性の一つとして受け止めてできることを探し、チューニングすること。そんな柔軟な生き様は、多くの人に勇気を与えるのではないでしょうか」

 20年、トップアイドルとして走り続けてきたKinKi Kids。彼らの魅力は、生き方そのものにある。しなやかに年齢を重ねていく、ふたりのこれからにも注目していきたい。

竹上尋子

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