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サラリーマン疲れる仕事ランキング【現場業務編】

8/7(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 普段、あまり目にすることのない数字やデータに光を当てて多角的に分析、ビジネスパーソンにとっておきの「お役立ち情報」をご紹介する『ダイヤモンドDATAラボ』。3回目の今回は、3094人のビジネスパーソンにチェックテストを実施して、「疲労」の実態に迫りました。題して「サラリーマン疲労危険度ランキング」。今回は現場業務編です。(週刊ダイヤモンド編集部 小島健志)

● 現場の職種では鉄道運転士 保育士、教員が「危険」と判定

 現場業務を主とする職種における疲労度ランキングをご紹介しましょう。なお、サンプル数が10人未満の職種については除外しています。

 現場業務における疲労危険度1位は「鉄道運転士」。なんと45.5%が「危険ゾーン」であることが分かりました。「長時間労働」に加えて「夜勤がある」ことが大きな理由です。

 さらに、2位は「保育士」(社会福祉専門職業)の45.2%。「他人の人命にかかわる」が主な理由で、親や子ども相手の「接客」も負担が大きいことが分かります。また、3位の「教員」については、「残業」や「長時間労働」が現場を苦しめているようです。

 その一方で、安全度の高かった職種は何だったのでしょうか。

 安全度の高い割合からランク付けをすると、トップは「医師、薬剤師」で、75.7%が「安全」と判定されました。さすが医療従事者とあって、疲労との付き合い方が上手なのかもしれません。

 2位は農業従事者、3位は音楽家と続きます。会社役員も6位に入り、安全度の高い職種と言えるでしょう。

 このように上位を見ると、いずれも自ら意思決定をできたり、上司の顔色をうかがったりせずに済むような職種です。周囲に気を遣わずに済むため、疲れにくい傾向があるようです。

 実際、役職別に調べてみると、「係長クラス」は「社長クラス」よりも21.3ポイントも「安全度が低い」という結果が出ています。役職からは「中間管理職ほど疲労危険度が高い」という傾向も判明しました。

 いずれにしても、「半年以上も疲労感が続く状態は、れっきとした病気」(精神科医)といわれています。疲労感が長く続いているようでしたら、医療機関の受診をお勧めします。

 なお、今回の調査では、文部科学省生活者ニーズ対応研究「疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究報告書」を基にした「疲労度自己診断チェックリスト」(倉恒弘彦・関西福祉科学大学教授らの作成)を使用しました。

 疲労の実態、そして対策について詳しく知りたい方は、今回のデータ元となった週刊ダイヤモンド2016年11月12日号の「疲労の正体 最高の睡眠と栄養があなたを変える!」もご覧ください。

週刊ダイヤモンド編集部

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