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サラリーマン疲れる仕事ランキング【ホワイトカラー編】

8/7(月) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 普段、あまり目にすることのない数字やデータに光を当てて多角的に分析、ビジネスパーソンにとっておきの「お役立ち情報」をご紹介する『ダイヤモンドDATAラボ』。3回目の今回は、3094人のビジネスパーソンにチェックテストを実施して、「疲労」の実態に迫りました。題して「サラリーマン疲労危険度ランキング」。ホワイトカラー編から公開します。(週刊ダイヤモンド編集部 小島健志)

 今年は早い時期から暑くて寝苦しい日々が続いており、睡眠不足に陥って疲労を感じている方も多いのではないでしょうか。

 とはいえ、けがや病気と違い、疲労を測定したり、診断したりすることは容易ではありません。あくまでも主観的な感覚であるからです。

 ですが、厚生労働省や文部科学省が疲労の実態を把握するために実施したテストが存在します。その名も「疲労度自己診断チェックリスト」です。

 「ダイヤモンドDATAラボ」では、疲労の実態を探るため、大手調査会社マクロミルを通じて、ビジネスパーソン3094人にこのチェックテストを受けてもらい、疲労の理由などについても聞きました。

 職種は、日本標準職業分類の中分類(74種類)に基づいています。

● 疲労度の高い職種は 「技術職」と「営業マン」

 まず、表をご覧ください。これは「ホワイトカラー疲労危険度ランキング」で、最も疲労度が高いのは「製造技術者」だと判明しました。主に機械や食品といったメーカーの技術者で、疲労の理由を尋ねたところ、最も多い回答は「残業が多い(残業)」(34.8%、複数回答)でした。

 次いで2位は「営業職」。これは主に販売営業で、顧客のクレーム対応に悩まされているようです。疲労の理由のトップに「客と接することが多い(接客)」(36%)が挙がっていることからも、そうした状況がうかがえます。

 3位には、弁護士や司法書士といった「法務職」がランクイン。理由は、「パソコンの画面にずっと向かう」が60%でトップ、次いで「他人の財産を扱う」(35%)となっており、精神的な負担が疲労の原因になっていることが分かります。

 ここで、ランキングの見方について説明しましょう。チェックテストの結果を基に点数化、疲労度の高さから3つに分類しました。

 まず、「かなり疲れがたまっていて医師への相談が必要」という「危険ゾーン」です。次に「相談は必要ないものの少し疲れがたまっている」という「要注意ゾーン」、そして「疲れがたまっていない」という「安全ゾーン」です。

 分類の仕方は国の調査と同様ですが、今回のランキングでは職種ごとに「危険ゾーン」の割合を示してみました。つまり、先のランキングにおいては製造技術者のうち実に43.9%が医師への相談の必要な「危険ゾーン」にいたというわけです。さらに、営業職は36.0%が、法務職の35.0%が危険域と判断されました。

 疲労の理由についても、職種によって差が出ています。「研究職」(4位)では「注意や集中する必要がかなりある」が入りました。製品検査にあたる職種(11位)では「クレーム処理を扱うことが多い」が上位にきています。

 他にも、記者、編集者等(14位)においては、「孤独感を感じる」と「長時間拘束される(長時間労働)」が大きな理由となっています。他の職種ではあまり上位にない理由ですが、これは筆者も実感を持って「その通り」と言えます。

 なお、今回の調査では、文部科学省生活者ニーズ対応研究「疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究報告書」を基にした「疲労度自己診断チェックリスト」(倉恒弘彦・関西福祉科学大学教授らの作成)を使用しました。

 疲労の実態、そして対策について詳しく知りたい方は、今回のデータ元となった週刊ダイヤモンド2016年11月12日号の「疲労の正体 最高の睡眠と栄養があなたを変える!」もご覧ください。

週刊ダイヤモンド編集部

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