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夏生まれと冬生まれの体感温度戦争 暑かったり、寒かったり<阿佐ヶ谷姉妹の、のほほんふたり暮らし>

8/8(火) 6:01配信

幻冬舎plus

阿佐ヶ谷姉妹

 あぁまた夏がやってきた…
私は夏が苦手です。朝から暑いとがっかりですが、姉は夏がくると嬉しそうです。

 私は11月生まれで冬が好きで暑がり。
姉は7月生まれで夏が好きで寒がりです。
私が暑がりと言っても大した事はないのです。暑がりだけど冷え性な所もあるので、クーラーも27度位でずっとつけていると、体が冷えてくるので28度に上げたりする程度の暑がりです。

 真夏、私が1人出かけ昼過ぎに汗だくで帰り、我が家を見上げると窓の外にめいいっぱい洗濯物が干されています。玄関のドアを開けると、もわーんとした生暖かい空気が充満しています。窓全開でクーラーをつけずに蒸し風呂状態の部屋(さすがに扇風機はつけています)で姉がテレビを見ています。我が家は窓が南向きなので日当たりもよく、夏は押入れの中で目玉焼きが出来そうな位、室温が上がっているのに、姉はなんともない顔をしています。「暑くないの?」と聞くと「暑いは暑いよ。」と言って私が帰ってくるとクーラーをつけてはくれるのですが、私と姉とでは体感温度が全然違うのでしょうか?  暑さを味わっていたいのか?  クーラーが苦手なのか?  体がイかれているのか?  謎です。

 真夏の朝、私のシャワーの温度は1番低い設定の37度にし、それでも暑いと水を足しつつ入るのですが、姉は42度で入ります。42度は私の冬のシャワーの温度です。私はシャワーから出た後は顔も真っ赤になり、なかなか熱さがひかないのですが、姉はシャワーから出た途端、なんともない顔で服を着てしまうのです。私だったら、しばらくパンツ一丁でいたい位なのですが(姉がいるのでさすがにTシャツは着ます)姉は下着もすぐ着てしかもストッキングもすぐ履けるのです! 
暑いのにナイロンのあんなパッツンパッツンな物をすぐ履くなんて私だったら拷問です。

 
熱さがひかない私は、夏はシーブリーズを購入して、シャワー後全身に叩き込みスースー感を楽しみつつ部屋に戻るのですが、ふと姉を見ると鼻をヒクつかせたネズミのような顔をしています。
姉はスースーが嫌いです。理由は冷えそうだから。ミンティアは好きなのに。私が夏の間ずっと首に巻く保冷剤も保冷剤を入れるタオル地のカバーも嫌いです。カバーは汗を吸ったり湿ってきて少しでも生乾き臭がした途端、また鼻を膨らませたネズミ顔になるのです。

 こんな感じで暑いのは平気な姉ですが、風通しにはうるさいです。私はクーラーをつけていてもちょっと窓を開けるのが好きで、姉に何も言われなければ、だまって私側の窓を開けているのですが、姉がみほさん側の方ばかり風が通ってずるいと時々主張してきます(両側を少しずつ開けると虫が入ってしまうので出来ません)。
そんな時は「だって『みほさま』なんだから仕方ないでしょう。」というと姉が「……そうねぇ『みほさま』だものねぇ」と納得するのです(姉に言わせると、私は1人っ子で大事にされて育ったので、どこか姫さま気質があるようで、姉より私の方がえらいと思っている、私の方が敬われるべきだと思っている感じが時々出るようです。その気質を『みほさま』と2人の間で呼んでいます)
しかし夜中に暑くて起きるとちゃっかり姉側の窓が開いていたりするので、油断もスキもありません。またみほ側の窓を開けると、姉がうーんうーんとうなされて、干からびたネズミ顔をしています。

 似た顔なのに全然違う! 人間って不思議ですね。
姉がなんで寒がりなのか?  私なりに考えてみたのですが、姉は汗っ手なので、手から熱が全部出てしまっているのだと思います。

 熱帯夜、暑さで目を覚ますと、姉が首まですっぽりと布団に入り熟睡しています。さながら柩に入ったミイラの様。こんな姉を見ると2人暮らしに向いていないのでは! と思ったりもします。


■阿佐ヶ谷姉妹
ASH&Dコーポレーション所属
高い歌唱力で歌って踊れるピンクのドレスの妙齢二人組。本当の姉妹ではないが同居中。
テレビ東京系「マスカットナイト」レギュラー出演中
「THE MANZAI2014認定漫才師」

木村 美穂(きむら みほ・写真左)
1973年11月15日生 神奈川県出身 特技:ピアノ(洗足学園短期大学音楽科) 趣味:仏像鑑賞

渡辺 江里子(わたなべ えりこ・写真右)
1972年7月15日生 栃木県出身 特技:カラオケ ハモリ

最終更新:8/8(火) 6:01
幻冬舎plus