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「毎日が楽しかった」浦和からドイツ2部への挑戦 電撃移籍の関根が語る覚悟

8/8(火) 8:35配信

Football ZONE web

インゴルシュタットへの移籍が決定 札幌戦後にオファーが届く

 浦和レッズのMF関根貴大は、ドイツ2部インゴルシュタットへの移籍がクラブ間合意に達したが、念願の海外移籍への経緯と、チームが苦境にあるなかでの決断に対する苦しい胸の内を語った。

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 浦和は0-2と敗れた7月29日の北海道コンサドーレ札幌戦後にミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を解除。堀孝史コーチを監督に昇格させ、5日の大宮アルディージャ戦を戦った。結果的に、2-2の引き分けに終わったこの“さいたまダービー”がホーム埼玉スタジアムでのラストゲームになった。その試合前の時点で「リリースもできなかったんですけど、埼スタが最後だと分かっていた」のだという。気合を込めたゲームは「ちょっと空回りした」が、「それも持ち味だと思うので」と、にこやかに話した。

 関根の下に正式なオファーが届いたのは札幌戦の後のことで、まさに電撃移籍となった。クラブからは「この状況を一緒に乗り越えてほしいという話をもらった」というが、最終的には「自分の海外に挑戦したい気持ちが一番強かった」ことで決断に至ったと話す。そして「率直に、挑戦したい、どれだけやれるか確認したかった」と強い思いで移籍を決意した。

 関根は2014年に浦和ユースからトップに昇格し、リーグ106試合に出場。そのデビュー戦は、無観客試合となった清水エスパルス戦だった。初ゴールは元ウルグアイ代表FWフォルランが所属していたセレッソ大阪戦で、チケット完売の超満員と一戦で決勝ゴール。デビューシーズンから出場機会だけでなく話題も集めた。

「ドイツに行っても刺激し合える存在で…」

 プロとして3年半を過ごした浦和について、「プロフェッショナルな選手たちが揃っていて、練習までの準備や体のケア、サッカーを大切にする生活と、いろいろなことを学びました。ドイツに行っても、刺激し合える存在でいたい。ここでのサッカー人生は、毎日が楽しかった。Jリーグで結果を残してからと思っている人もいると思いますけど、浦和で成長してきたものをドイツで見せることが恩返しになると思う。このクラブは忘れることができない場所なので」という言葉を残している。

 移籍先はドイツでも2部に降格したばかりのインゴルシュタット。関根は「できれば1部が良かったけど」と笑いながら、「1年で1部を目指せるチームだし、成長していく。ここからがまた新たなスタート」と決意を語った。

 昨年の夏にはリオデジャネイロ五輪のメンバー選考から外れ「次はもうA代表しかない」と決意を語っていた。対人突破力に優れる関根がドイツで急成長を見せるなら、バヒド・ハリルホジッチ監督の目も向くはずだ。

 浦和は9日にアウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦する。関根は「甲府戦までは浦和の選手」と話した。10日に渡独してメディカルチェックを受けるという状況から、メンバー入りは現場だけでなくクラブ全体の判断も必要なものになるが、カウントダウンが始まっている中で浦和での3年半を胸にドイツでの活躍を誓った。

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

最終更新:8/8(火) 8:35
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