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男女の賃金差を反映させて18%の「男性税」を課すカフェに賛否両論

8/8(火) 21:44配信

エスクァイア

オーストラリア・メルボルンにあるハンサム・ハー・カフェが、男女の賃金差を反映させた18%の「男性税」を導入し大きな議論を呼んでいる。

 男女の不平等のような重大な問題について議論するのは、心地よいとは言えないものだ。しかし、人混みをかき分けて朝のコーヒーを買おうとしているときに突然こんな問題を突きつけられたらどう感じるだろうか。 

【「男女両方への偏見を示すものだ」「男女逆だったら暴動が起こるかも」Twitter上での議論をチェック!】

 メルボルンにあるハンサム・ハー・カフェを訪れる男性客が直面するのは、そんなジレンマである。このオーストラリアのカフェは「女性による女性のためのスペース」をスローガンに、次の3つのルールを掲げている。

 「ぜひ皆さんの意見を聞いてみたいのです。ブランズウィックにある友達のカフェ「ハンサム・ハー」は女性による女性のためのカフェで、男性に18%の性別税を課しています」
 
1. 席は女性優先です。
 
2. 男女の賃金差(2016年調査)を反映させて、男性は価格に18%が上乗せされます。この上乗せ分は女性向け奉仕団体に寄付されます。 
 
3. 男女両方に敬意を払います。
 
 このビーガンカフェのオーナーの友人であるペイジ・カルドナが、このルールをオンラインに投稿すると、「男性税」は瞬く間に大きな議論を巻き起こした。 
 
 みなさんが怒りに我を失う前に言っておくが、オーナーのアレックス・オブライエンによれば、この男性税が適用されるのは1カ月のうちの1週間だけで、支払いは任意だという。実際、このアイディアがうまくいっているのかどうかが気になる人もいるだろうが、これまでに男性税を払った人はいないとされる。 
 
 オブライエンは「セヴン・ニュース」に対し、「男性が上乗せ分を払わないからと言って、彼らを店から追い出すことはありません。これはちょっとした社会貢献活動で、私たちは男女の賃金差の問題について、人々が考えるきっかけになればいいと思ってやっています。男性には一歩立ち止まり、自分たちの特権について疑問を持ってほしいと思います」と話す。 
 
 また、彼女はこの制度を初めたきっかけについて、「非営利の女性奉仕団体で働いている友達の一人が賃金格差について話していた時、いいアイディアだと思ったんです。そこで、毎月1週間だけ男性に18%の価格を上乗せし、その分を寄付することに決めました」と語っている。

 当然ながら、この話題はTwitter上でも議論を呼んだ。 

Vapausさん
「ステレオタイプなルールで、男性・女性両方への偏見を示すものです」
 
Leroy Brownさん
「平等のために戦いたいなら、間違いなくすべての人を同じように扱うのが筋だと思います」

7th Panzer Divisionさん
「これがもし男女逆だったら、街頭で暴動が起こってもおかしくないでしょう」

General Sorenessさん
「男女の溝を深めるものです。性別に基いてコミュニティの一部の構成員を排斥しても平等にはつながらない、ということぐらい彼らもわかるでしょうに」

Josh Elliottさん
「男性ですが、まったく問題ないと感じます。女性が自分たちのスペースをもったり、そこで自分たちのルールを決めるたりすることを制限する理由は何もありません」

Stuart Fazakerleyさん
「私は法律家ではありませんし、こういった取り組みを支持しますが(嫌なら男性は行かなければいいんです)、男性には政府からの控除が必要なのは間違いありませんね」

Carl Stevensさん
「女性客のみを対象にしたカフェがあってもいいと思います。周りの多くのカフェに男性客が多くなるでしょう。性別税自体は不必要に挑発的なものです」

翻訳:中村 航

最終更新:8/8(火) 22:01
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