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『HiGH&LOW』山王連合会インタビュー「ハイローはLDHの神話だ」

8/8(火) 18:06配信

KAI-YOU.net

EXILEをはじめとしたアーティストが所属するLDHによる一大プロジェクト「HiGH&LOW」(ハイロー)。

LDHの神話を語る山王連合会のみなさん

2015年に始動したドラマに端を発し、そのひとつの集大成である映画『HiGH&LOW THE MOVIE』が2016年夏に公開されると、これまでLDHにまったく興味を持たなかったオタクや文化系たちが次々とこの作品に魅了され、“ハイロー沼”に陥落していった。

数々の名作アウトロー漫画/映画を彷彿とさせながら従来作品を上回る規模で展開される世界観、ダンスを本業とする人たちが魅せる群を抜いたアクション。そして邦画界ではなかなかお目にかかれない予算を感じさせるお金のかかった映像。

すべてが“想像以上”で、LDHの底力にオタクは打ち震えた。

『HiGH&LOW THE MOVIE』をきっかけにLDHに開眼すると、その会社・組織としての濃密さに心惹かれるようになる。

LDHなくして「ハイロー」無し。「ハイロー」とはすなわち、LDHが自らを描く神話なのではないか……と、そんなことまで言い出す人もいる(筆者も含む)。

この妄想は、当たっているのだろうか?

劇場版2作目『HiGH&LOW THE MOVIE2/END OF SKY』公開を前に、そんな疑問を物語の中心となる山王連合会の面々にぶつけてみた。

面白関西弁お兄さんことダンを演じる山下健二郎さん(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)、ドレッドお風呂屋さんことテッツ役の佐藤寛太さん(劇団EXILE)。

そして、実は『HiGH&LOW』物語が動き出すきっかけをつくった元鬼邪高生・チハル役の佐藤大樹さん(EXILE/FANTASTICS)。それぞれ異なるLDHグループに属する3人だ。

取材、文:斎藤岬 編集、写真:ふじきりょうすけ

応援上映で広がった新たなファン層

──本当に「HiGH&LOW」(以下、ハイロー)が好きで、応援上映を含めて『THE MOVIE』は劇場で10回くらい観させていただきました。

佐藤寛太 マジすか! すごい!

山下健二郎 10回目も同じ気持ちで観れるんですか?

──より細かいところを楽しめるようになりました。

佐藤寛太 10回目になると、「はい、次このシーン来た」みたい感じで観れますよね。

──そうですね(笑)。でも正直、これまでLDHの方々のことをほとんど知らなかったんです。それが「ハイロー」以降すごく見る目が変わって。楽しみ方がわかったという人は自分の周りでも多くて、「ハイロー」以降新しいファン層が形成されたんじゃないかな、と思うのですが、そういった実感はありますか?

山下健二郎 話の内容的に、男の子もきっと好きですよね。男性ファンがちょっと増えたのかなと思いました。2人はどう?

佐藤大樹 「ハイロー」はCLAMP先生ともコラボしているんですが、それを発表したときの反響が本当にすごくて。

──3月から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載している漫画『HiGH&LOW g-sword』をはじめ、グッズやショートアニメなど、いろいろなコラボをされてますね。CLAMPさんといえば、『カードキャプターさくら』や『魔法少女レイアース』、『東京バビロン』など、今の30代前後のオタクにはなじみのある作家さんなので、「LDHがついにオタクを狙い撃ってきた」と震撼しました。

佐藤寛太 LINEのスタンプにもなりましたよね。

山下健二郎 「どや!」ってやつや、俺。

佐藤大樹 『g-sword』発表時には、Twitterでもトレンド入りするほど反響があって。「サブカル」と言われてたものがメインカルチャーになるくらい日本では流行っているし、それは世界に誇れる文化だと思っていて、その層に間違いなく刺さっているな、というのは感じました。

応援上映も、僕は舞台挨拶の後に参加させてもらったんですけど、本当に満席で、すごい野次というか、イジりがあって。「こんな文化があるんだ!」って驚きました。

山下健二郎 応援上映って、めっちゃ声出していいやつ?

佐藤大樹 そうです、そうです。「琥珀さ~ん!」とかツッコんだり、ペンライト振ったり。

山下健二郎 笑いが起きそうやな、それ。

佐藤大樹 そうですね。むしろ作品自体はあんまり観てないというか(笑)、ツッコみたくて観ている印象を受けました。確実に(従来のファン層以外からも)反響があるなって、いろんなメディアで感じてます。

──正直、LDHって世間的には「体育会系」とか「パリピっぽい」みたいなイメージがあるじゃないですか。

山下健二郎 そうなんですか?

──文化系やオタクとは相容れないものがあると捉えられていたと思います。

山下健二郎 俺に関してはクソオタクですけどね。

佐藤寛太 俺もすごいオタクです。

佐藤大樹 なんなの、そのアピール。何オタクかも言わずに、「オタクですけど!?」みたいな(笑)。

佐藤寛太 いやいや! 俺、漫画とゲームとアニメと……あと特撮は相当ヤバいんですって。

山下健二郎 本人がオタクかはともかく、LDHは体育会系でもあるんですけど、上下関係はどこの会社でもあるじゃないですか。別に「LDHだから!」ということではなくて、みんな社会人だったら誰もが持っている感覚で普通に僕らもやっています。

そもそもLDHの中にもいろんなタイプがいて、それが強みだと思います。俺のいる三代目も、7人7通りの好きなものがあって、やりたいことがある。それがグループで7人集まったときに、同じことを同じベクトルで同じ熱量でやっているのが面白いんだと思ってます。

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最終更新:8/8(火) 18:06
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