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木の成長を見守りながら故人を偲ぶ──遺灰から植物が育つ骨壺「Bios Urn」

8/8(火) 18:30配信

WIRED.jp

白い骨壺に遺灰を納めると、やがてそこから芽が出てくる。「Bios Urn」は、木の成長を見守りながら愛する人を偲ぶという、新しい追悼のかたちを提案する骨壺だ。

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2014年に父親をガンでなくしたジェイ・ユンカーは、その遺灰をヴァーモント州にある家族が所有するファームハウスの外に“植えた”。社交的で自然を愛していたという彼の父は、いまでは高さ1.5mほどのホワイトオークの苗木に姿を変えている。

ユンカーは天気のいい日に、苗木がある牧草地をぶらぶらするのが好きだ。彼は歩きながら父親との思い出にふける。「わたしには、これが父親とつながるいちばんいい方法に思えたのです」と、彼は言う。

当然ながら、遺灰から自然に木が育つことはない。ユンカーは、ちょっとした手助けをもらったのだ。彼が使ったのは、「Bios Urn」。遺灰から木を育てるための、生分解されて土にかえる骨壺である。

発芽期間は種子が遺灰と分かれて育つ

火葬の過程で、亡骸からはあらゆる有機物質が取り除かれる。内部温度が1000℃以上にもなる火葬炉が血肉を蒸発させ、残るのは骨が粉末状になって残る遺灰だけだ。「この遺灰には、栄養素はまったく含まれていません」。そう話すのは、兄のジェラルドとともにBios Urnを創設したロジャー・モラインだ。「遺灰に含まれるものが種子にとって有害な可能性もあります」

Bio Urnの大きなイノヴェイションは、発芽期間中に遺灰と種子を分けておけることにある。円錐型の骨壺は上下ふたつの空間に分けられていて、下部には遺灰が、上部には保水効果をもつヴァーミキュライトが入っている。根が十分に育つと、水によって上下の空間の境界部分が溶けて、根とヴァーミキュライトと遺灰が一緒になる。

比較的単純なプロセスではあるが、モライン兄弟は愛する人の一部ともいえる植物がきちんと育つことを保証できるか、気をもんでいた。そこで、彼らは新しい製品を発表した。「Bios Incube」は、生育中の木の健康状態をトラッキングするスマートプランターだ。

このプランター「Bios Incube」は、多くの自動水やりシステムと同じように機能する。底には5ガロン(約19リットル)の水を溜めておけるタンクが備わっており、3週間自動で植物に水やりをしてくれる。土の上には小さなセンサーがあり、土の水分保有量や温度、水透過性、周りの気温や湿度などを計測する。

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最終更新:8/8(火) 18:30
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