ここから本文です

打ち合わせは「雑談」「脱線」「混沌」でOK! 博報堂の「仕事」がすごい理由とは?

8/8(火) 6:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 言わずと知れた大企業「博報堂」。さながら社員は、クリエイターでありながら職人でもあり、ビジネス感覚も優れている……天が二物も三物も与えたすごい人々の集まりだと私は思っていた。

 その博報堂が、自社の「打ち合わせ」の仕組みを、惜しげもなく紹介したのが『博報堂のすごい打ち合わせ』(博報堂ブランド・イノベーションデザイン局/SBクリエイティブ)だ。本書を読んで、博報堂の「すごさ」は、「個人」だけではなく、「発想を生み出す仕組み」が「すごい」のだと実感した。

 博報堂の打ち合わせは、「雑談が多い」そうだ。「脱線」することもしばしばあり、そして内容が「混沌」としてもOKだし、「常識的なこと」や「○○すべき論」を話す必要もないとか。一見、「優れたアイデアを生み出す現場とはほど遠い」ようにさえ思う。だが、「非効率で、無駄が多い」「意味不明」な打ち合わせが、博報堂の「すごさ」を支えていた。

 博報堂式打ち合わせのプロセスは4つ。

プロセス1「共有」
目的やゴール、進め方など、打ち合わせの前提となる情報を参加メンバー内で確認するプロセス2「拡散」
参加メンバーが事前に準備した案を基に、議論を行う。あらゆる可能性を検証し、アイデアをすべて出し尽くすプロセス3「収束」
散らばっているアイデアを紐解きながら、課題に沿って取捨選択し、いくつかの方向性(関連性があるまとまり)に整理していくプロセス4「統一」
整理し、方向付けしたアイデアの中から結論を出して、メンバーの意思統一を図る
 以上が、博報堂で行われる打ち合わせのステップなのだが、重要視しているのは「拡散」だという。「拡散」の段階で「あらゆる可能性を洗い出す」ことで、「最高の結論」を導き出せるそうだ。

 この「拡散」の時に「雑談」や「脱線」が行われる。打ち合わせにおいて最もタブーなのは、「予定調和になること」。常識にとらわれない、自由な思考のために、「拡散」のプロセスは「混沌」になっていいのである。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ダ・ヴィンチ

株式会社KADOKAWA

2017年11月号
10月6日発売

特別定価​690円(税込)

【表紙】乃木坂46
祝!2期スタート 『おそ松さん』特集&だからアニメはやめられない!
「6つ子」描き下ろしトビライラスト
『おそ松さん』豪華キャストによる、特別鼎談!!

Yahoo!ニュースからのお知らせ