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メディア・広告におけるブロックチェーン活用:要点まとめ

8/9(水) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

昨今、至るところでブロックチェーンが使われはじめている感があるが、メディアも広告も例外ではない。以下に知っておくべきことをまとめる。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンとは、ビットコインのような仮想通貨を支える基盤技術であり、基本的には分散型のネットーワーク内で機能する、膨大な数のエクセルファイルのようなものだ。これはつまり、高いセキュリティを保ちながら情報を大量に送信したり付け加えたりできることを意味している。また、ブロックチェーンに変更を加えることは不可能であり、そのデータの目的上、いかなる個人も集団もそれを破壊することはできない。

ブロックチェーンではないものとは

ブロックチェーンは、ビットコインそのものではない。間違った認識がされていることが多いが、ビットコインは基本的にはブロックチェーン上で機能する電子通貨である。ビットコイン向けに開発されたブロックチェーンは、ビットコインに特化して作られたものであり、これはそのほかの用途向けのブロックチェーン開発が、もっと後になってから行われた理由でもある。そしてビットコインは、その匿名性ゆえに機能している一方で、そのほかのビジネス向けのブロックチェーンでは匿名性は必須条件ではなく、むしろそうあるべきではない。参加者は、データの出どころがどこにあるかを知っており、本物であるという信頼がおけるのだ。

メディアでの活用

・マネタイゼーション:ブロックチェーンのコンテンツのディストリビューションプラットフォームであるディーセント(Decent)は、パブリック(Publiq)という「褒賞」プロセスをローンチしたことを発表したが、これはライターやクリエイターがブロックチェーン上でコンテンツを配布でき、即座に報酬を得ることができるものだ。

 
・アドバンスドTV:アメリカのケーブルテレビ会社、コムキャスト(Comcast)の先進広告グループが導入したこの新しい技術により、ブランドは(既存の)テレビ放送およびブロックチェーンの技術を使ったOTT(オーバーザトップ)テレビ向けの両方で広告を入札することができる。このグループはディズニー、アルティスUSA (Altice USA)、イギリスのチャンネル4(Channel 4)、そしてイタリアのTG1グループを呼び集め、2018年中にはマーケター、パブリッシャーやプログラマーがデータを1箇所に集めることなく共有できるようになる見込みだ。たとえば、あるCPG(消費財)のマーケターは、購入した広告のターゲティングを検討するうえで、Huluのようなコンテンツプロデューサーからのデータを直接受け取ることなく利用できる。

 
・詐欺行為:2017年6月、メタエックス(MetaX)とデータ&マーケティング・アソシエーション(Data & Marketing Association)は、イーサリアム(Ethereum)のブロックチェーン上のオープンプロトコル、アドチェイン(adChain)をローンチした。これは、インターネット上のクリエイティブをのちに検索できるようにタグを打って追跡する仕組み。誰がそれを見つけたか、そして、その後どんな行動が取られたかがわかる。アドチェーンもコムキャストの取り組みと同様に、エージェンシー、パブリッシャーからマーケターまで、業界内のさまざまな組織は、相互に依存しあうことなく協働することができる。

 
・ホワイトリスティング:メタエックスは、DMAとコンセンシス(ConsenSys)の協力のもと、「アドトークン」(adToken)と呼ばれる仮想通貨を使うアドチェーンのレジストリを展開している。これは、パブリッシャーをホワイトリストに登録できるか(信頼がおけるものとして認定できるか)どうかの決定を参画者に促すものだ。そうすることで、ブランドは信頼できるパブリッシャーを選んで取引することができるようになる。

・広告入札:ニューヨークインタラクティブ広告取引所(New York Interactive Advertising Exchange:NYIAX)は、ブランド、パブリッシャー、そしてエージェンシーが将来の広告インベントリーの売買ができるマーケットプレイスであり、ナスダック(Nasdaq)とのパートナーシップのもと、2017年中にローンチする予定だ。これは、条件が満たされている限りは契約条件の執行を自動化するというアイデアで、差し当たってはデジタルの広告入札に対してのみ適用される計画だ。

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