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無口な鳥谷選手(阪神)が特別にインタビューに応じてくれた…

8/9(水) 12:15配信

MEN’S+

同級生のインタビューアのアルナだからできた鳥谷選手の野球人生とは?

 実はこのインタビューは2016年に、当サイトで連載をもつモデル&フォトグラファーのアルナ(成松阿留奈)によって行われたものになります。鳥谷選手と彼女は、なんと高校の同級生。そんな関係から、特別に撮影&インタビューさせていただけることに…。
 
 そして、さまざまな環境を踏まえながら、今回、このタイミングで公開することになりました。ただいま甲子園では、熱闘が繰り返されています。そんな球児たち、そして、さらに向上しようと日々切磋琢磨するアスリートたちを応援しながら…。

【インタビュー時に撮影したポートレート画像集を見る!】

少年時代から野球に打ち込んでいたの?

アルナ:阪神では、2013年から2015年まではチームキャプテン。2012年と2016年には野手キャプテンをしてたけど、そんなキャラだったっけ?
 
鳥谷:少年時代から、ずっと中心メンバーでやってはきたけれど、キャプテンという経験は一度もなかったね。高校時代は副キャプテンでもなかった…。人を引っ張っていくというよりは、自分のことをしっかりやりたいタイプで、他人のことを考えている余裕はなかった…。人に目を向けて先導している余裕があったら、自分をいい方向に変えていくために時間を割きたいっていうタイプだったな~。
 
 
アルナ:だよね、そんな記憶…。
 
鳥谷:子供の頃は、プロ野球選手になりたいとも思っていなかった。高校時代までは家で自主練をしたこともなくって、自分が一番(上手い選手)っていう経験もなかったしね。そもそも野球を始めたきっかけは、小学生の頃になるけど、最初は柔道をやっていたんだ。野球を始めたのは、小学校3年生のときぐらいかな…。父親と遊びで、ほとんどの球技をやっていたから、キャッチボールなんかは普通にできていたと思うけど…。で、本格的に野球をするようになった。今では左打ちだけど、そのころは右投げ右打ち。もともとは左利きだったけど、柔道では右組みでやっていたので、体の使い方や文字を書くのは右にしたんんだ。「右でもできなければ左でもできない」というのが、父親の考えだったから。
 
 
アルナ:右変えるのって簡単だったの? 
 
鳥谷:僕が中学生の頃は、野球界で活躍している選手は左打ちが多かったし、そのときの監督にも左打ちに変更するようにって言われたから、素直に左に変えようと思って…そうしただけ。そう辛くはなかったなぁ。中学に入ってから成長痛が始まって、膝の痛みで満足に運動ができなかった…そのほうが辛かったね。高校に入ってからも成長痛は続いて、始めの3カ月半くらいは、試合中ベンチに座っていたなぁ。高校はシニアのチームの繋がりで聖望学園高等学校のスポ特(スポーツ特別推薦)に入ったわけだけど、聖望はそれまで甲子園の出場経験があったわけではないじゃん。僕は特に甲子園を目指して野球をしていたわけでもなかったし、聖望学園高等学校自体、埼玉県では毎年ベスト4くらいまではいくけど…くらいの実力だったよね。それでいいと思っていたんだね、その頃は。
 
 
アルナ:でも、甲子園に出たよね…
 
鳥谷:幸いにも3年のとき、夏の甲子園(第81回全国高等学校野球選手権大会)に出場できたね…僕は遊撃手兼投手として。当時はスポ特で、同じシニアのチームから6人入学していたから、チームはまとまっていたんだ。野球部のチームメイトとは家へ寝に帰る以外、ほとんどの時間を一緒に過ごしていたからね。そもそも僕が高校でも野球を続けたのは、父の影響が大きいんだ。高校に入ったら野球を辞めて、違うスポーツをやろうと考えていたんだけど、父親が「野球だけは続けて欲しい」って言う。プロに入ってから父親にそのことを聞いたら、「もしかしたらこの子は、野球で成功するかもしれない」って思っていたからだよって。スポーツをやってきた父だけに、僕が野球をしている姿を見て、何か大きな可能性を感じてくれていたのかもしれないね。高校時代の終わり頃にピッチャーもやり始めて、その頃かな、プロの道もあるかもしれないなぁ…って自分でも思ったんだ。とはいえ、あまり積極的な思いでもなくって、「せっかく野球をやってるし、なれたらいいけど、なれなくてもいいかな」というくらい、柔らかな願いだったんだけどね…。

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最終更新:8/9(水) 12:24
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