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【その薬、本当に必要?番外編】その日焼け止めの成分が、肌荒れの原因かもしれない!?

8/9(水) 17:02配信

Suits-woman.jp

こんにちは。薬を使わない薬剤師、宇多川です。この夏も、日焼け止めクリームをしっかり塗っている女性が多いですね。日焼けによるシミ、ソバカスを防ぎたいし、皮膚がんのリスクも抑えたい。そんな気持ちから「夏だけは欠かさず、しっかり」塗っているという女性も多いと思います。それがどうしても気になるので、今回はクスリじゃありませんが、日焼け止めのリスクについて説明したいと思います。

SPFもPAも多いほどリスキー

はじめにごく基本的なことですが、 SPFとPAをおさらいしましょう。

SPFはSun Protection Factorの略です。日焼けで肌が赤くヤケドした状態(サンバーン)になるのは、紫外線の中でもUV-Bの影響ですが、これを防ぐ時間を数値化したもの。たとえばSPF20は、何も塗らなければ10分でサンバーンを起こす人が、その20倍の時間=200分、日焼けしないという意味になります。

PAはProtection grade of UV-Aの略です。UV-AはUV-Bより光の波長が長い紫外線で、お肌の真皮にまで到達します。そのため、お肌のハリやツヤの基であるコラーゲンやエラスチンという大切なタンパク質を破壊してしまいます。そして肌が小麦色になる(サンタン)というわけです。表記の+の意味は、UV-Aの防御効果のグレードです。PA+は「防御効果がある」。PA++は「防御効果がかなりある」というふうに+が多いほど防御効果が高くなります。

心配なのは日焼け止めの成分です。日焼け止め剤の有効成分には2種類あります。

ひとつは「紫外線吸収剤」。紫外線をいったん吸収し、熱エネルギーに変えて放出させる成分です。具体的には、メトキシケイヒ酸エチルへキシル、パラアミノ安息香酸誘導体(ジメチルPABAオクチル)などです。SPF値が高いほど多く入っていますが、肌への負担が大きく、肌荒れの原因になり得ます。敏感肌や子ども用のクリームではSPF値が低く設定されていることから、それは明らかと言えましょう。さらにメトキシケイヒ酸エチルへキシルは、女性ホルモン、男性ホルモン、甲状腺ホルモンを撹乱するリスクも指摘されています。

もうひとつは「紫外線散乱剤」です。紫外線を反射して散らす成分です。成分名では酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムなど。上記の紫外線吸収剤より肌への負担は少ないといわれていますが、皮膚の乾燥を招きやすいです。さらにWHO(世界保健機関)では発がん性が指摘されている成分です。

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最終更新:8/9(水) 17:02
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