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【その薬、本当に必要?番外編】その日焼け止めの成分が、肌荒れの原因かもしれない!?

8/9(水) 17:02配信

Suits-woman.jp

肌の奥まで浸透する成分は「食べる」のと同じ

参考までに、日焼け止めの有名ブランドの2製品の成分表を見ると、両製品とも、紫外線吸収剤にはメトキシケイヒ酸エチルへキシル、紫外線散乱剤として酸化亜鉛が使われています。紫外線吸収剤にとしてジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンを配合している製品もあります。(成分名が長くて読みにくいですね!)

どの製品もどんどん進化して、成分が微粒子化し、肌の奥まで浸透しやすくなっています。化粧品は食品とは違うと思っていても、実際には肌から体に取り込まれているのと同じです。しかも、しっかり効果を出すために日中、何度も塗り直し、帰宅すれば専用のクレンジングで洗います。お肌へのダメージにならないかといえば、それはなります。いずれも、しないに越したことはないのです。日焼け止め剤には保湿剤も配合されていますが、それだけ乾燥するということでもあります。

ウォータープルーフタイプにも注意が必要です。水にも汗にも落ちにくいということは、それだけっしっかり肌に密着しているということです。どんな化粧品にも言えることですが、肌に密着していれば、それだけ皮膚呼吸はさまたげられます。そうなれば、皮膚の代謝もさまたげられ、お肌トラブルの元になります。

せっかくお肌のためを思い、高価な日焼け止めを塗っているのに、それが肌トラブルの原因になっている……本末転倒ではないでしょうか。

肌のターンオーバーを正常にすることが重要

本来、お肌のターンオーバーが正常に行なわれていれば、多少の紫外線はトラブルになりません。日に焼けても元の色に戻ります。皮膚ガンになるリスクも、日本人の肌においては白人ほど高いものではありません。紫外線対策はまず第一に、健康なターンオーバーを維持することです。

そのために大切なのは、やはりバランスのとれた食事と十分な睡眠です。ターンオーバーを促すビタミンやミネラルを、夏は意識して多めにとりましょう。

それでも日焼けしたくない、紫外線から逃れたい! という気持ち、わかります。私も以前は日焼け止めクリームをビタッと塗っていましたから。今は日焼け止めクリームはエッセンシャルオイルで手作り(レシピはインターネットにいろいろ紹介されています)。それでも市販のクリームほどの日焼け止め効果はないので、帽子に日傘、UVカットの長袖で露出部分をカバーし、目から紫外線を入れないようサングラスもかけて出かけます。オシャレを楽しみながら紫外線対策できますよ!日焼け止め剤で皮膚呼吸をさまたげることが減ったせいか、以前よりお肌の調子はよくなりました。

もっとも日焼け止め剤に日焼け防止の効果があるのも事実。薬の使い方同様、「毎日当たり前に使う」ということではなく「急場をしのぐ」という使い方をしてほしいですね。スポーツ、キャンプなどアウトドアで長時間過ごす時などは、日焼け止めを塗って紫外線をしっかりガードするということも必要です。必要な時だけ使うという使い分けができるといいですね。


(教えてくれた人/宇多川久美子さん)
薬剤師、栄養学博士。(一社)国際感食協会理事長。明治薬科大学を卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。46歳のときデューク更家の弟子に入り、ウォーキングをマスター。今は、オリジナルの「ハッピーウォーク」の主宰、栄養学と運動生理学の知識を取り入れた五感で食べる「感食」、オリジナルエクササイズ「ベジタサイズ」などを通じて薬に頼らない生き方を提案中。「食を断つことが最大の治療」と考え、ファスティング断食合宿も定期開催。著書に『薬剤師は薬を飲まない』(廣済堂出版)など。

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最終更新:8/9(水) 17:02
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