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auの新料金プラン「ピタットプラン」で得する人、損する人

8/9(水) 7:20配信

@DIME

7月14日からスタートした新料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」。従来のデータプランが2GB、3GB、5GB、20GB、30GBの定額制だったのに対して、「ピタットプラン」は使ったデータ量に合わせて、5段階の定額料金が適用される。これまでデータを全く使っていなくても毎月、同じ料金だったのに対して、「ピタットプラン」では使った分だけ支払うスタイルに変わるということ。

【グラフ】auの新料金プラン「ピタットプラン」で得する人、損する人

一方、「フラットプラン」は大容量の20GBと30GBをお得に利用できる定額プラン。従来プランよりもそれぞれ月額1500円(キャンペーン等の料金含まず)がお得になる。

そこで従来プランから新料金プランに変更すると得する人と損する人を、auの料金プラン担当者へのインタビューから割り出してみた。詳しい説明はこの後に行なうが、まずは下記の結果を目安にして欲しい。なお通話料金プランは、24時間、1回5分以内の国内通話がかけ放題の「スーパーカケホ」を基準にした。

●新料金プランで得する人
1.端末料金を支払い済みの人
2.廉価端末に機種変更する人
(※3. ハイエンド端末に機種変更する人)
(※4. 端末料金を支払い済みのiPhoneユーザー)

●新料金プランで損する人
5.端末購入時の24回の毎月割が残っている人
(※6. 毎月3 GB、5GBを無駄なく使い、超えることもある人)

■新料金プラン「ピタットプラン」とは?

「ピタットプラン」の料金は通話プラン「スーパーカケホ」の場合、月額3480円~7480円。従来プランの同じ容量のデータ定額プランと比べると、キャンペーン等の割引料金を考慮しなくても、総体的に料金が安くなっている。

また「ビッグニュースキャンペーン」は、新規契約や機種変更の端末購入時に新料金プランに加入すると適用。12か月間、利用料金が1000円割引になるので、機種変更を考えているなら、2017年12月31日までのキャンペーン期間を逃す手はない。

しかも実際には、毎月、利用するデータ量にはムラがあり、その分を「ピタットプラン」の段階制の料金にすることで、平均して毎月約1500円がお得になると言う。

「ユーザーの利用実績を調査したところ、主流となる3GBと5GBのプランの大半が、使用するデータ量にバラつきがありました。適正プランの利用者は約2割。残りの約2割強がデータが足りず、約5割のユーザーがデータを余らせていることがわかりました。ある特定の人だけではなく、多くのユーザーがムラのある使い方をしているので、割合的には約8割のユーザーが『ピタットプラン』にするとメリットがあると考えます」と、長年、料金プランを担当する多田一国氏。

■新料金プランで得する人とは?

下記のグラフは実際の利用実績から計算したデータ使用量のバラつきに合わせた、「ピタットプラン」の料金イメージ。本来なら6か月間で、スーパーカケホ+データ定額3(3GB)のプランは3万7200円のところ、「ピタットプラン」にすると2万7880円となり、9320円が得になる。平均するとお得額は毎月1553円だ。

従来プランの3GBを「ピタットプラン」に変更することで、毎月平均して約1500円程度(キャンペーン等の料金含まず)が得になる。5GBのプランだともっとデータ使用量にバラつきが出てお得度が増すだろうし、2GBのプランは料金サービスが2段階しかないので、バラつきは少ないだろう。それらを相殺して、5GBまでのプランの場合、平均して毎月1500円程度がお得になると想定。「フラットプラン」においては純粋に月額1500円(キャンペーン等の料金含まず)がお得になる。

1.端末料金を支払い済みの人
 →新料金プランにすることで毎月1500円程度がお得になる。

ただし、新料金プランは端末購入時に割引される端末補助金の「毎月割」の適用対象外となる。現在、毎月割を受けている人が「ピタットプラン」や「フラットプラン」に変更した場合、毎月割は終了となるので注意が必要だ。また購入の対象となる端末は、現在はAndroidのみとなる。

新料金プランでは平均して毎月1500円程度がお得になるが、毎月割が1000円以下の廉価端末を購入するなら500円程度の差額が出るので、毎月割分の割引を得られなくてもメリットの方が上回る。

2.廉価端末に機種変更する人
 →毎月割が1000円以下の廉価端末なら新料金プランの方がお得!

■新料金プランで損になる人とは?

では次に、新料金プランに変更すると損になるケースを考えたい。「Xperia XZs」の毎月割は月額1935円、「Galaxy S8」の毎月割は月額2045円と、高機能・高性能のハイエンド端末の場合、毎月割が2000円程度になる。そのため、毎月割は割引対象期間中に機種変更した場合、その前月の利用分で終了するので、最後まで毎月割を受け取った方が得できる。ただし、+αのプランで解消することができる(※3.)。

5.端末購入時の24回の毎月割が残っている人
 →「ピタットプラン」や「フラットプラン」よりも毎月割のお得度の方が高い

また、毎月、3 GB、5GBを無駄なく使っている人の場合は、「ピタットプラン」にすると損になるケースもある。従来プランではデータ量が足りない場合は1GB=1000円で追加購入し、翌月までそのデータ量を継続できるが、新料金プランでは3 GBや5GBを超えると、純粋に一段上の金額になってしまうからだ。

従来プランの3GBが6200円なのに対して、「ピタットプラン」の3GB~5GBは6480円。従来プランの5GBが7000円なのに対して、「ピタットプラン」の5GB超~20GBは7480円とやや割高の設定になっている。恒常的に3GBを利用する人は従来プラン、恒常的に5GBを利用する人は、「フラットプラン」の20GBのプランにする方がお得だ。

※6.毎月3 GB、5GBを無駄なく使い、超えることもある人
 →段階プランなので設定値を超えると料金が一段高くなり、損になるケースも

■新料金プランと共に生まれた「アップグレードプログラムEX」とは?

これらの新料金プランは、端末購入補助の毎月割が付くことで、端末をよく買い替える人が得になり、そうでない人は損になるという不公平感を考慮したもの。毎月割の金額はどの端末を選ぶかによっても異なり、MNPと既存ユーザーによっても異なる。

「毎月割を付けない分、料金プランを安くすることができました。ただ毎月割がなくなると端末料金が高くなるので、頻繁に買い替える人にも応えるため、『アップグレードプログラムEX』を用意しました」と、料金プランを担当する岡本輝幸氏。

「アップグレードプログラムEX」とは、まずは対象端末購入時に48回払いを選択することで月々の割賦代金を半額にし、別途、月額390円のプログラム料を24回支払うことで、25回目以降の未払い分の端末料金を支払うことなく、いつでも機種変更できるというもの。つまりプログラム料として9360円(390円×24回)が必要となるものの、端末の購入代金の半額が免除してもらえるというワケ。

ただし機種変更時には旧端末を回収。次の端末購入時にも、「アップグレードプログラムEX」に再加入することが条件になる。

「車を買い替える時には、古い車を下取りに出しますが、それと同じようなイメージです。旧端末をご返却いただく代わりに、残りの割賦金を免除します。もっと早いサイクルで機種変更をしたい場合は、最短12か月以上ご利用頂いていれば可能。その場合は24回分までの分割料金と、390円のプログラム料を、新端末の料金に加算して、二重にお支払い頂くことになります。一方、機種変更をせずにそのまま48回分の分割払いを支払った場合や残債免除の権利を使用しなかった場合には、お支払い頂いたプログラム料を、WALLETポイントでお支払いしますので、損をすることはありません」と岡本氏。

端末料金の高いハイエンド端末に機種変更したい人は、「アップグレードプログラムEX」をプラスして新料金プランに変更することでお得になる。

※3.ハイエンド端末に機種変更する人
 →新料金プラン+アップグレードプログラムEXに加入でお得に

これら新料金プランの対象端末はAndroidのみ。iPhoneユーザーの場合も新料金プランを選ぶことはできるが、現時点ではiPhone端末は対象外なので、新料金プランのままiPhoneに機種変更することはできない。

「iPhoneの新端末が発売される秋に向けて、現在、協議中です。iPhoneユーザーが秋以降に買い替える時には協議が整っていて、端末購入と同時に新料金プランに加入して頂けることができるようにしたいと、私たちも思っています」と多田氏。

※4.端末料金を支払い済みのiPhoneユーザー
 →新料金プランに変更するとお得になるが、現状では機種変更でiPhoneは選べない

新料金プランの対象端末に、iPhoneが入っていないという残念な点はあるものの、月額1980円(キャンペーン等適用後)という格安スマホ並みの料金設定はインパクト大。

かつてガラケー時代に「ダブル定額」を打ち出したau。当時は定額制サービスが主流だったが、やがて「ダブル定額」プランが定着したのは周知の通り。この「ピタットプラン」もやがてスマホ料金プランの主流になるのか? 今後の各社の動向に注目したい。

※料金は税抜き価格です。情報は2017年7月31日に時点のものです。

取材・文/綿谷禎子

@DIME編集部

最終更新:8/9(水) 7:20
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