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「大鵬の孫で貴闘力の長男」は、プロレスと総合格闘技で頂点を目指す

8/9(水) 11:36配信

webスポルティーバ

 大相撲の”昭和の大横綱”大鵬(故・納谷幸喜氏)の孫で、元関脇・貴闘力(鎌苅忠茂氏)の長男である納谷幸男(22歳)が、9月14日にプロレスデビューを果たすことが決まった。それに先駆けて行なわれた8月4日の記者会見で、197cm、130kgの恵まれた体を持つ納谷は、「祖父と父があれだけ偉大な人物なので、その名前ばかり先行しないように、自分の実力で認めていただける選手に成長したい」と決意を語った。

【写真】三男は、高校相撲界の名門・埼玉栄の主将

 納谷は埼玉栄高校を卒業後、2013年3月に初代タイガーマスクの佐山サトルに弟子入りした。佐山が主宰するリアルジャパンプロレスのセコンドにつき、初めてプロレスを目の前で見て、「今までのプロレスのイメージが覆されました。『これが本物のプロレスなんだ。すごいな』と思いました」と、さらに魅力にとりつかれていく。

 ところが、本格的に修行を開始した矢先の2014年に、内臓疾患で入院。幸いにして症状が悪化する前に治療を行なうことができたため、命に別条はなかったものの、療養に約1年を要した。手術の影響で体重が10kgほど落ちるなど、予期せぬ大病との闘いを経て、入門から4年で悲願のデビューにこぎつけた形だ。

 記者会見に同席した佐山は、入門当初の納谷を「腕立て伏せは0回。1回もできなかった」と振り返る。祖父、父譲りの体格に見合わない”ひ弱”な男だったが、納谷には努力を繰り返すことができる素質があった。わずか1カ月で腕立ての回数は100回を超え、病気の治療を終えた後も地道に練習を積み重ねた。その中で目覚め始めた才能には、師匠の佐山も舌を巻く。

「特に、右の蹴りを見た時はびっくりしました。幸男の蹴りは腰が入っていて重たいんですよ。この体でそんな蹴りができる選手は、そうはいません」

 練習で指導する先輩レスラーのスーパータイガーも、「ダイナミックな蹴りは、ミットを持っているこっちが脳震とうを起こすぐらいの衝撃があります。試合でどう炸裂するか楽しみです」と絶賛した。

 さらに、レスリングの能力に関して、佐山は祖父・大鵬の”偉大なる遺伝子”を感じたという。

「単純に重いものを持ち上げるパワーではなく、筋肉に柔らかさがあるんです。柔軟性のあるパワーは、おじいちゃんのそれを引き継いでいる。私は大鵬さんが好きだったのでよくわかるんですが、その現役時代を思わせる柔らかい足腰、強い上体を持つ選手ですね。レスラーでいうと、猪木さんに似ているかもしれません。猪木さんの柔らかさに、大鵬さんのパワーを加えたような感じです」

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