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江戸っ子の粋を知る、日本橋落語──伝統芸能を楽しむ

8/10(木) 17:10配信

GQ JAPAN

江戸時代から続く伝統的な芸能のひとつが落語。小さい寄席ながらも、人気者の独演会が定期的に行われている。

【写真】江戸時代の賑わいを彷彿させる寄席が日本橋には残っている。

その昔、日本橋は一流の寄席がひしめきあっていた。三遊亭圓生の『江戸散歩』でも一流の噺家を喩える際に、日本橋の欄干に作られた擬宝珠を引用している。「“擬宝珠の間の噺家”なんて言葉を使いましたもので。『あの人は擬宝珠のあいだだね』なんてエことを云いました」。この「あいだ」とは、京橋にもあった擬宝珠と日本橋の擬宝珠の区間のことで、当時はこの地域の寄席でもてはやされる噺家が一流だったのだ。

自家製挽きたてそばでもてなす薮伊豆総本店は店の3階に寄席を併設。若手落語家の会を開催している。三越前の大通りから裏道を入ったところにある永谷お江戸日本橋亭は、かつての寄席の賑わいを彷彿させる味わい深い空間だ。毎月、落語芸術協会の「定席」のほか、独演会も行われている。昔から噺家たちは通客が集う日本橋で初演の反応を見ていたそうで、どちらも小さい寄席ながら、人気者の独演会が定期的に行われている。

落語にしばしば登場する、お江戸日本橋の風景や人情物語も、ご当地で耳を傾ければ、よりエキサイティングに感じられるはずだ。

GQ JAPAN

最終更新:8/10(木) 17:10
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