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【世界陸上】サニブラウン、「技」を立て直した「心」の強さ 専門家「100m決勝と同じ価値」

8/10(木) 11:35配信

THE ANSWER

100mでミスも200mで“ボルト超え”最年少決勝…専門家が挙げたメダル獲得の「2つの鍵」は?

 陸上の世界選手権(ロンドン)は9日(日本時間10日)、男子200メートル準決勝で18歳5か月のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)が20秒43で2組2着に入り、決勝進出。ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の18歳11か月を更新する世界最年少でファイナリストとなった。100メートルのスタート失敗を修正して果たした歴史的な快挙について、専門家は「100メートルの決勝と同じ価値がある」と話し、メダル獲得のポイントを挙げた。

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「19秒2台の記録を持つヨハン・ブレーク選手(ジャマイカ)と同組で、しかも彼に勝っての決勝進出だから、率直にすごいことだと思います」と話したのは、アテネ五輪1600メートルリレー代表でスプリント指導のプロ組織「0.01」を主催する伊藤友広氏だ。レース当時は雨が降り、気温も低かった。

「そういうコンディションが悪い条件で自己ベストに近いタイムで走った。100メートル準決勝のスタートで失敗しましたが、今回は加速も良く、本来の彼のスタートに戻っていた。人によってはひきずることもありえますが、本人、コーチも含め、メンタルをしっかりとコントロールしてきたことも素晴らしいと思います」

 サニブラウンは100メートル準決勝のスタートでつまずき、日本人初の決勝進出を逃していた。本人が「やらかした」という「技」のミスを「心」の強さで修正。きっちりと立て直した18歳の強さが見て取れる。

 国内では100メートルが最も注目されるが、世界選手権の200メートルファイナリストになることは100メートルと同等の価値があるという。

「『100メートルの9秒台』ということが話題になることが多いですが、100メートルを走るスプリンターは200メートルの記録が単純に2倍になることがほとんど。つまり、9秒台を出さないと200メートルで19秒台は出せない。今回、決勝のメンバーはサニブラウン選手以外、ベストは全員19秒台。そう考えると、9秒台の選手と100メートル決勝に残るのと同じ価値があると言えます」

 日本では03年パリ大会の末続慎吾以来の決勝進出。伊藤氏とともに「0.01」でJリーガー、プロ野球選手など現役アスリートのスプリント指導を手掛ける200メートル障害日本最高記録保持者の秋本真吾氏は、200メートルのハイレベル化が進む中で決勝に残ったことに価値があると語る。

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最終更新:8/10(木) 18:54
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