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ダルビッシュ加入で試練の前田健太。もしローテを外れても恥ではない

8/10(木) 8:10配信

webスポルティーバ

 今シーズン、ここまで20戦に登板(先発は18度)し、10勝4敗、防御率3.69。MLBの日本人投手トップの勝ち星が示す通り、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太の成績は立派なものに思える。

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 8月8日に先発したアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でも、5回を投げて4安打1失点と好投した。リリーフ投手が逆転を許したために勝ち星はつかなかったが、十分に自らの役割を果たしたと言えよう。

 この登板の2日前、前田に「ドジャースが破竹の勢いで勝っていることは、逆にプレッシャーになるのでは?」と聞くと、こんな答えが返ってきた。

「野手、リリーフ陣の状態がいいというのは、プラスになっていると思う。先発ピッチャーが粘っていけば、勝利に近づくと思いながらマウンドに上がっています。変なプレッシャーはないですかね。正直、そこまで考えてないです」
 
 その言葉通り、ダイヤモンドバックス戦の前田の投球には落ち着きが感じられた。
 
 今シーズンの前田は、最初の4戦こそ19イニングで17失点と乱れたが、4月23日以降は16試合(先発は14度)で9勝2敗。防御率も2点台をキープしている。この14度先発した試合でドジャースは11勝を挙げており、前田の貢献度は大きい。

 一方、2年前の左肩手術から回復途上である韓国人左腕のリュ・ヒョンジンは、8月6日のニューヨーク・メッツ戦で7回1安打無失点と完璧なピッチングを見せた。リュも直近の6戦で34回3分の2を投げ、38奪三振、防御率2.08と好調。普通に考えれば、この左右の“日韓スターター“は、1988年以来の世界一を目指すドジャースで重要な役割を担っていきそうに思えるのだが......。

「ダルビッシュ有が加入したことで、前田とリュがプレーオフに先発することはなさそうだ」

 8月6日の『LAタイムズ』にはそんな記述があった。素晴らしい投球を続けている前田とリュが、いずれ先発ローテーションから弾き出されると予想されているのはなぜか。それは、歴史的な快進撃を続ける今季のドジャースにおいて、その屋台骨を支える先発投手陣の層が極めて厚いからだ。

 ドジャース先発陣の軸は、クレイトン・カーショウ(今季15勝2敗、防御率2.04)、アレックス・ウッド(同13勝1敗、防御率2.33)、リッチ・ヒル(同8勝4敗、防御率3.47)という3人の左腕だ。その中で、“メジャー最高の投手“と称されるカーショウは、7月23日に腰の痛みを訴えて故障者リスト入り。これで暗雲が漂うかと思えば、トレード期限を前に今夏のマーケットの目玉的な存在だったダルビッシュを獲得してしっかりと補強した。

 莫大な資産を誇る“金満チーム“の強みを活かして揃えた先発陣は、カーショウ離脱後の12試合でも、防御率1.82(69回3分の1で自責点14)、WHIP1.00、61奪三振、17四球と調子を乱すことはなかった。

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