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iDeCoの口座開設前に金融機関の「お得度」を計算!「管理手数料+信託報酬」が割安な金融機関がわかる「計算式」で、iDeCoをもっとお得に活用しよう!

8/10(木) 20:20配信

ダイヤモンド・ザイ

 iDeCo(個人型確定拠出年金)には絶大な節税メリットがあるため、1人1つしか口座を開設することができません。ですから、iDeCo口座を開設する金融機関選びは慎重に行うべきです。

【詳細画像または表】

 そこで前回は、金融機関を比較するときの重要なチェックポイントである「口座管理手数料」や「投資信託の信託報酬」といった費用、そして運用する「商品のラインナップ」の見極め方について詳しくお話ししました。

 【※前回の記事はこちら! 】
⇒iDeCoの金融機関を選ぶ2つのポイントを紹介!  毎月払う「口座管理料」&「信託報酬」のコストと「運用商品」のラインナップで注目すべき条件は? 

 今回は、数多くの金融機関の中から、どこがコスト面で最もお得な金融機関かがわかる「簡単な計算式」を紹介したいと思います。

「口座管理手数料」と「投資信託の信託報酬」、どちらを重視して金融機関を選ぶべき?

 前回の記事でも書いたとおり、iDeCo口座を開設する際に着目すべきなのが、2つのコストです。iDeCoに積み立てるお金は原則60歳まで引き出すことができず、引き出すまで毎月「口座管理手数料」がかかります。さらに、保有している投資信託には「信託報酬」がかかります。

 「口座管理手数料」と「投資信託の信託報酬」の両方が低ければ、それに勝るものはありませんが、金融機関によってはどちらかが高い場合があります。

 悩んでしまうのは、「口座管理手数料は月額500円くらいかかる」けれど「信託報酬の低い投資信託がラインナップされている」金融機関の場合です。

 このとき「口座管理手数料」のほうが目に止まりやすいのですが、より重視すべきなのは運用にかかる「信託報酬」のほうです。なぜなら「信託報酬」は、あなたの資産形成が進展して保有する資産が大きくなるほど重要になってくるからです。

 というのも、「口座管理手数料」はあなたの資産が10万円でも100万円でも1000万円でも「定額」です。資産額が増えるほど負担感は小さくなります。しかし、投資信託の運用コストである「信託報酬」は「定率」設定なので、資産額が増えると支払う金額も増えていくことになります。

 iDeCo口座に資産が100万円ある場合で比較してみましょう。

 ●口座管理手数料は高いが、信託報酬は低い例
 口座管理手数料:月額500円 → 年額6000円
 信託報酬:年率0.3% → 年額3000円(100万円×0.003)
 合計:9000円(0.9%相当)

 ●口座管理手数料は低いが、信託報酬は高い例
 口座管理手数料:月額167円 → 年額2004円
 信託報酬:年率0.7% → 年額7000円(100万円×0.007)
 合計:9004円(0.9%相当)

 となります。もし「口座管理料は低いが、運用コストは高い」後者のほうで、信託報酬が年1.0%になれば、合計で年額1万2004円かかることになり、資産100万円に対して年間1.2%相当のコストがかかってしまいます。資産が積み上がっていけばいくほど、「口座管理手数料は安いのに、トータルコストで割高」ということもあるわけです。

 もちろん、「口座管理手数料と信託報酬の両方が低い」場合、100万円にかかるコストは一番少なくなります。

 ●口座管理手数料は低く、信託報酬も低い例
 口座管理手数料:月額167円 → 年額2004円
 信託報酬:年率0.3% → 年額3000円(100万円×0.003)
 合計:5004円(0.5%相当)

 つまり、「信託報酬が割安な投資信託」がラインナップされている、具体的には「信託報酬」が年率0.3%程度の投資信託がある場合は、「口座管理手数料」が月額500円程度であれば、十分に検討対象としていいことがわかります。

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