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投資信託で世界の株をまとめて持つ 組み合わせ例2つ

8/10(木) 7:00配信

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)

 前回のおさらいです。まずは、「世界の株にまとめて」投資をする。そして、ゆったりと世界の経済成長の波に乗っていくのが基本。少ない金額から、日本を含めた世界の株にまとめて投資ができるツールとして、投資信託はとても便利だ、というお話をしました。

【関連画像】今回紹介する「世界の株を持つ方法」はこの2つ

 世界の株を持つ、という視点で考えたときに、候補になるのは「インデックスファンド(インデックス投信)」です。インデックスファンドというのは、特定の指数(インデックス)に連動した投資成果を目指す投資信託のことをいいます。インデックスファンドは、いわば「市場全体の動き(平均値)」に投資する方法です。

 指数(インデックス)というのは、あるまとまった市場の全体の動きを反映するようにつくられた「モノサシ」のようなものです。例えば、日本株に投資する投信であれば、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などが代表的。インデックスファンドはこうした指数にぴったりの動きをすることを目標としています。

 ここからは、インデックスファンドを活用して世界の株を持つ方法を二つご紹介します。

インデックスファンドを活用して「世界の株をまとめて持つ」方法

●(1)TOPIX+MSCI-KOKUSAIインデックス+MSCIエマージング・マーケット・インデックス

 一つ目に提案したいのが、「TOPIX」「MSCI-KOKUSAIインデックス」「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」にそれぞれ連動するインデックスファンドを組み合わせる方法です。

 「MSCI-KOKUSAIインデックス」というのは、米国のMSCI.Incが公表している株価指数です。2017年6月末現在、日本を除いた先進国22カ国の1300以上の会社をカバーしています。ですから、この連動するインデックスファンドを購入すると、アメリカやイギリス、フランス、ドイツといった主要な先進国の1300社以上の会社の株の入ったパッケージを持つことができます。

 そして、このパッケージには、例えば、アメリカのアップルやFacebookやコンタクトレンズのジョンソン・エンド・ジョンソン、ネスレなど、私たちが日常で目にするような企業が含まれています(2017年6月末時点)。

 仮にMSCI-KOKUSAIインデックスに連動するインデックスファンドに10万円を投資したとすると、そのうちの2000円程がアップルの株に投資されます。同じく、ジョンソン・エンド・ジョンソンには1000円くらい、ネスレには800円くらいというイメージです。インデックス(指数)というと無機質な印象がありますが、世界的な有名な企業がたくさん入ったパッケージだと分かると、少し身近に感じられるかもしれません。

 「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」は、同じく米国のMSCI.Incが公表している株価指数で、23の新興国、845社の会社の株を対象にしています(2017年6月末時点)。ブラジルやインド、中国などよく聞く新興国だけでなく、フィリピンやインドネシアなどのアジア地域、モロッコや南アフリカなどのアフリカ地域、そして中東なども含まれます。

 「TOPIX」、「MSCI-KOKUSAIインデックス」、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」、この3つのインデックスに連動するファンドを持つだけで、46カ国の約4100以上の会社にまとめて投資できます。

●(2)TOPIX+MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)

 二つ目は、日本とそれ以外の海外の株式を持つ方法で、「TOPIX」と「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」にそれぞれ連動するファンドを組み合わせます。

 MSCI オール・カントリー・ワールドインデックス(除く日本)は一本で先進国と新興国の株式にまとめて投資することができるため、組み合わせる商品が少なくて済みます。

 本当は、一本で日本を含む世界の株にまとめて投資をするインデックスファンドがあればよいのですが、今のところ日本では買えないので、TOPIXを組み合わせましょう(近い将来、登場する可能性もあるので、その場合には投資する候補になりますね)。

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