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PowerPointの時短ワザ~スライドマスターを極める

8/10(木) 12:00配信

日経トレンディネット

この記事は「「ビジネスPowerPoint実践術」(2015年3月発売)から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。

【関連画像】図1 上は最小限の手間で作ったスライド(ウェブページにファイルを用意)。文字を入力して写真とスマートアートを配置し、「ネオン」というテーマを適用した。それを微調整して仕上げたのが下図だ。タイトル文字のフォントや色を変え、箇条書き記号の色を変えて、さらにオレンジ色の三角形の上にスライド番号を配置した。すべてのスライドに共通の変更を加えるときは、「スライドマスター」を使うのがパワポの王道だ。1枚ずつスライドを修正するわけではない

 パワーポイント(以下パワポ)で作成したスライドを推敲していると、「タイトル文字のフォントや色を変えたい」「全スライドに会社のロゴを入れたい」などと後から気付くことがある。しかし、作成済みのスライドを1枚ずつ手直ししていくのは大変だ。

 すべてのスライドに共通の変更は、書式を一括管理している「スライドマスター」で行うのがパワポの王道。パワポをとことん使いこなしたいなら、スライドマスターは必修科目といえる。今回はスライドマスターを使った“仕上げ”のテクニックを極めよう。

●テーマの基本マスターとその派生レイアウトが並ぶ

 ここでは図1の上に示した6枚のスライドを、スライドマスターを使って下図のように改良する。図1上では「ネオン」というテーマ(デザイン)を適用し、表紙のスライドでは「タイトルスライド」、2枚目以降のスライドでは「タイトルとコンテンツ」というレイアウトを使っている(図2)。使用しているレイアウトの種類がスライドマスターの操作に影響するので確認しておこう。

 「表示」タブで「スライドマスター」をクリックすると、スライドマスター編集画面が開く。左側には「ネオン」の基本デザインとなるスライドマスター(以下マスターと略)と、それをベースにした11種類のレイアウトごとのマスターが並ぶ(図3)。後者は図2のレイアウト一覧に相当するものだ。

 操作のポイントは、左側にあるマスターの選び方だ。例えば「タイトルスライド」のマスターを変更すると、そのレイアウトを適用したスライドだけに結果が反映される。レイアウトに関係なく全スライドに同じ変更を加えたい場合は、一番上のマスターを編集する。

 ここではまず、すべてのスライドの文字書式を変更しよう。一番上のマスターを選び、「マスタータイトルの書式設定」および「マスターテキストの書式設定」の枠をそれぞれ選択して書式を変える(図4~図6)。

 スライドマスター画面を閉じると(図7)、6枚のスライドすべてに変更が適用されたことがわかる(図8)。スライドマスターを使えば、スライドが何枚あっても瞬時に変更できるのだ。

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