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下町、ひとり寿司、粋に楽しむおとな時間 [おとなスタイル]

8/11(金) 10:00配信

講談社 JOSEISHI.NET

会社の帰りにサクッと飲んで、自分の時間を楽しむ。夫に内緒で、とっておきのお寿司にひとり舌鼓。こんなことがさりげなくできたら……!
ひとり外ご飯ビギナーにお薦めの人気店とともに、すぐに楽しめるポイントを考えました。

下町ならではのノリと雰囲気が緊張感を自然に解いてくれる

新しい交流がうまれるのもひとり外ご飯の醍醐味。
コミュニティを広げるなら“居酒屋”か“下町”が狙い目

葛飾区の京成立石。昭和な佇まいが残る下町エリアにあるのが、『おでん二毛作』だ。ここはひとりで来ても知らぬ間に仲間ができると評判の店。

「カウンター席で隣との距離が近いからか、“この日本酒、おすすめですよ”という感じでお隣さん同士が自然に打ち解けることが多い。うちの店で飲んだ後、一緒にはしご酒に行ったなんて話も伺います。こういう展開は立石というか下町ならではのおもしろさです」
と店主の日高寿博さん。

下町の居酒屋は初心者にはハードルが高いと思う人も、気軽に入りやすいこの店だったら安心。地元立石のおいしい店など、店主や常連さんから色々と教えてもらえるのも楽しい。

【おでん】
下町の雰囲気を味わい関西風おでんに舌鼓『おでん二毛作』
丁寧に取られた、かつおと昆布の出汁ベースの関西風おでんは、食材の良さがひき立つあっさりしたおいしさ。燗酒や自然派ワインとの相性も◎。

住所:東京都葛飾区立石1-14-4

馴染みになると好みを覚えてもらえるなど特典が

憧れのひとり寿司。尻込みせずに何度か通う。
数を重ねて、お店との関係を育てていくのがいい

ひとり外ご飯で、“いずれは……!”と思うのが、ひとり寿司だ。もともと寿司はひとりご飯向きだと『銀座 鮨青木』のご主人、青木利勝さんは言う。
「寿司は、つまみも握りの量もお客さまのお腹加減次第。お好みをいくつか注文されて、サッと食べて帰られるおひとりの女性の方も意外と多いですよ」
確かに寿司は江戸時代のファストフードと考えれば入りやすい。しかし寿司屋は、静かに味わいたい人も多く来るので、最初はあまり打ち解けた接客をしないお店も多いのだという。
「数を重ねて通ってほしいですね。ネタの好みだけでなく、互いの“間の好み”もわかり合えるようになるので、どんどん楽しくなると思います」

【寿司】
江戸前の美しい握りの所作。目でも舌でも味わい尽くす『銀座 鮨青木』
毎朝、築地市場で吟味した魚介類を使い、江戸前の仕事を施した寿司はまさに芸術品。伝統を継承しつつ時代の流れに合った新しいネタにも挑戦する。

住所:東京都中央区銀座6-7-4 銀座タカハシビル2F


『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
撮影/前 康輔