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「包括性」にフォーカスする、美容系パブリッシャーたち

8/11(金) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

よく言われるように、美はうわべだけのものではない。

いま、女性向けパブリケーション全体で変化が起こりつつある。その変化のなかで美に関するコンテンツは、表面的なものだけに焦点を合わせることから、人種やサイズ、宗教、セクシュアリティーに関連したメーキャップやスキンケア、フィットネスをもっと深く探求することへと進化を遂げた。つまり、そうしたコンテンツは飛躍的なまでに包括的になっているのだ。

「リファイナリー29(Refinery29)」や「ザ・カット(The Cut)」「ラックト(Racked)」「イントゥー・ザ・グロス(Into the Gloss)」などの比較的新しいウェブサイトは取り込む分野を広げてきており、一部の老舗パブリッシャーもその後に続きつつある。たとえば「ティーン・ヴォーグ(Teen Vogue)」は政治的な題材やアイデンティティーに基づく題材への大幅な方向転換を称賛されるようになっている。「アリューア(Allure)」も、2015年11月にミッシェル・リー氏が編集長に就任して以来、包括性を高めたコンテンツを優先させるようになった。

包括性を高めたコンテンツ

2017年7月、「バーディー(Byrdie)」でフィーチャーエディターを務めるアマンダ・モンテル氏は「『美』はフィッシュテールやマスカラよりもはるかに大きなものであることを私たちはわかっている。美はアイデンティティーなのだ」と述べた。同ウェブサイト内に新設されたバーティカル「ザ・フリップサイド(The Flipside)」を紹介する記事のなかで同氏は、それを「私たちの社会が定義する『美』に挑む、思いも寄らないユニークでパーソナルなストーリーを専門に扱う場所」と称している。これまでに登場した執筆陣はフェム(レズビアン)やビーガン、イスラム教徒などさまざまで、トピックも美容整形やナチュラルヘアなど多岐にわたる。そこでは美に関する従来のコンテンツは扱われていない。

ビューティーコンメディア(Beautycon Media)などの企業(若い消費者を対象とするカンファレンスシリーズとして2012年にローンチしたコンテンツクリエイター)も自社のミッションを拡大し、従来の美の基準に挑み、「美が意味するものを再定義する」ことに焦点を合わせるようになっている。そこではあらゆる年齢や人種、アイデンティティーが、いわゆる不完全さと同じく受け入れられている。

「ラックト」は、有色人種の女性が髪を染めたいと思ったときに知っておくべきことや、曲線美を誇る女性が太ももの内側に吹き出ものができたときに使うべき最良の製品、イスラム教徒の女性がメーキャップの使用を自分の信仰と調和させる方法などを取り上げてきた。

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